ダラーラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 22:57 UTC 版)
その他
- ラリーカー
- WRC(世界ラリー選手権)の黎明期を象徴するグループ4マシンのランチア・ストラトスと、史上最後に二輪駆動車としてタイトルを獲得したグループBマシンのランチア・ラリー037のシャシーは、公道・競技両仕様ともにダラーラが設計に深く関わったものである。
- F3000
- 1987年に「ダラーラ・3087」を国際F3000選手権向けに供給。この年が参戦初年度だったフォルティ・コルセと、ユーロベンチュリーニの2チームが使用したが、後者所属のマルコ・アピチェラが一度だけ5位入賞を果たしたに留まり、満足な結果は残せなかった。このマシンが前述のF1初戦に投入されることになる。
- スポーツカー
- 2017年には、同社初となるロードゴーイングカーとして「ダラーラ・ストラダーレ」を発表した。2016年に創業者のジャンパオロ・ダラーラが80歳を迎えることを記念して開発がスタートし、本人の集大成としてプロデュース、5年間で600台が限定生産される。開発ドライバーには上記のF3000でも関わりのあったマルコ・アピチェラや[11]、イタリアの著名な開発ドライバー ロリス・ビコッキらを起用した[12]。
- その他
- 上記の他に自動車メーカーからの依頼で車体の開発・制作を行った例としては、マセラティ・MC12も挙げられる。このMC12もGTレース用のシャシーとして開発された。またKTMの2人乗りスポーツカーであるクロスボウ (X-Bow)の開発協力、フェラーリ・F50とフェラーリ・エンツォ、アルファロメオ・4C、ブガッティ・ヴェイロン、ブガッティ・シロンのカーボンモノコックの製造などにも携わっている。
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自社製市販車「ダラーラ・ストラダーレ」
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GT選手権仕様車「マセラティMC12 GT1」
- ^ “Giampaolo Dallaraプロフィール”. ダラーラ・アウトモビリS.p.A. 2020年6月1日閲覧。
- ^ 他のメーカーは、2013年より"エアロパーツ開発"というかたちで参戦する。
- ^ “Dallara to supply GP3 chassis in 2010”. racecar-engineering.com. (2009年5月4日) 2009年6月13日閲覧。
- ^ JRP、2014年からの新シャシーをダラーラに決定 - オートスポーツ・2012年9月22日
- ^ “来季マシン「SF19」国内初お披露目…雨の富士でテスト開始”. レスポンス (2018年7月4日). 2021年3月12日閲覧。
- ^ ダラーラ製を採用していない稀少な例としては、女性限定のWシリーズ、各国独自規定のリージョナルF3や日本独自規定のJAF-F4などがある
- ^ “カンポス・グランプリとは”. F1-Gate.com. (2009年6月13日) 2009年6月13日閲覧。
- ^ “ヒスパニア・レーシング、ダラーラとの提携解消を正式発表”. F1-Gate.com. (2010年5月26日) 2010年5月26日閲覧。
- ^ “ハース、ダラーラと2016年F1マシンの作業を開始”. F1-Gate.com. (2015年1月23日) 2015年1月23日閲覧。
- ^ BMWとキャデラックにLMDhシャシー供給のダラーラ、完全分離の“厳戒態勢”で開発進める。さらなる受注も視野に - オートスポーツ・2021年9月28日
- ^ 【独占レポート】ダラーラが放つ”本物のリアルスーパースポーツカー”に初試乗! - モーターファン・2018年5月7日
- ^ “マニア垂涎のスーパーカー、「ダラーラ・ストラダーレ」とはどんなクルマか?”. LEON - 主婦と生活社 (2020年8月5日). 2020年11月20日閲覧。
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