セント・バーナード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/19 06:21 UTC 版)
アルパイン・マスティフ
アルパイン・マスティフ(英:Alpine Mastiff)とは、もともとセント・バーナードの原種であり、現在この名はセント・バーナードの別名の一つとして使われている。アルペン・マスティフとも称する。アルパイン・マスティフは既出の通り2世紀頃に原産地に置き去りにされたモロサスタイプの犬をもとに作出された犬種で、17世紀まで一つの犬種として繁殖が行われていた。主に番犬として使われていて、大きな体つきのわりには俊敏であったため泥棒除けとして重宝されていた。この能力を買われ、18世紀頃にサン・ベルナール修道院に本種が寄贈され、後にセント・バーナードのベースとなり、本種自体は絶滅してしまった。
アルパイン・マスティフはセント・バーナードよりもやや小型で骨が細く、脚が長く短毛で毛色の制限は無く、垂れ耳にサーベル形の垂れ尾という容姿をしていた。
登場する作品
- エドウィン・ランドシーア 『救出成功』-この絵から「セントバーナードは樽に酒を入れて」という創作が広まるが、実際に遭難者に酒を飲ませるとより危険な状態になるため樽の中身は救助具である[要出典]
- アニメ『アルプスの少女ハイジ』 - ヨーゼフという名のセント・バーナード犬が登場。アニメのみで原作には登場しない
- アニメ『あらいぐまラスカル』 - ハウザーという名のセント・バーナード犬が登場
- 映画『ベートーベン』、『ベートーベン2』 - 「ベートーベン」という名のセント・バーナードを主人公とした動物映画
- 小説『クージョ』、また本作を基にした映画『クジョー』 題名は物語の核になるセント・バーナードの名
- 番組「あっちこっち丁稚」 - 劇中には「伝次郎」という名前のセント・バーナードの着ぐるみキャラクターが登場した
- アニメ「アルプスの名犬バリー」 - 『まんが世界昔ばなし』の一篇
- アニメ『破裏拳ポリマー』 - 主人公の働く探偵事務所で飼われている「男爵」と言う名のセント・バーナードが登場。この犬は常に心中の表現として人間の言葉で自分の考えを表現していた。
- 漫画『夏のあらし!』 - ジョセフィーヌという名のセント・バーナード犬が登場。アニメでは第二期の第三話から登場する。
- アニメ『THE IDOLM@STER』 - いぬ美という名のセント・バーナード犬が登場。アニメでは第十六話から登場している。原作(ゲーム)では、THE IDOLM@STER SP(PSP版)から登場しているが、プロデューサー(主人公)に熊のような犬、怪獣みたいな巨大な犬と言われていただけで、絵が無かった。アニメにより初めて犬種が明らかになった。
- 漫画『あるぷす犬坊』 - 山上たつひこ作
脚注
- 1 セント・バーナードとは
- 2 セント・バーナードの概要
- 3 アルパイン・マスティフ
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
セント・バーナードと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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