シャドームーン
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漫画作品
- 『仮面ライダーBlack』
- 石ノ森章太郎の漫画『仮面ライダーBlack』ではシャドームーンとの呼称はなく、魔王候補として、もう一人の魔王候補と闘う。変身体の外見もテレビ版とは違い、光太郎の変身体と同じく黒いバッタの怪人になる。なお、父の総一郎は漫画版では会社の社長である(テレビ版では考古学者)。
- 漫画『駈斗戦士 仮面ライダーズ』
- 仮面ライダーギルス、仮面ライダーカイザ、仮面ライダーカリス、仮面ライダーガタックを部下にしている。
ゲーム作品
仮面ライダーSD関連のゲームは#仮面ライダーSDを参照。
- 『SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団』
- ステージ1「地球」のボスとして登場。高速移動して緑色のシャドーセイバーを振るう。
- 『グレイトバトルサイバー』
- LEVEL(ステージのこと)-7、8、13に登場。本作品ではRXの通常攻撃がキックのため、徒手空拳で戦う。滑るように片足でキックを出す。二戦目では独楽のように回転しながらも放ち、パンチは連続して繰り出す。
- 『バトルドッジボール 闘球大激突!』、『バトルドッジボールII』
- 悪役サイドのチームであるショッカーイーグルスに所属。「真・闘球王伝説」では惑星ダイアナのボスビギナ・ギナのチームに所属し、ネオ・ダークブレインの支配する惑星ではフィールド敵チームのリーダーとして登場し、闘技場をステージにガンダムアレックスとゼータガンダムを従えている。
- 『ザ・グレイトバトルII ラストファイターツイン』
- ステージ3、あるいはステージ5「月都市」のボスとしても登場。他のボスと異なり、ヒーローの中にRXがいるのでRXと同じサイズ。
- 『ザ・グレイトバトルVI』
- サタンダークネスの三将軍の一人。トールギスとサイコバルタン星人が敗れた後の第3話でオプティカルスリーと戦う。テレポートしながら攻撃し、サタンサーベルからの光線は画面全体に放つこともある。追い込まれるとキングダークを操縦し、ゴッドフラッシュと相対する。巨大戦に敗れた後、他の将軍と共に合体三将軍に取り込まれる。その顔が現れると手を剣に変え、宙から襲い来る戦法も使う。
- 『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
- 光太郎の宿敵として登場。一騎討ちでは光太郎に勝利し、後に巨大ヤプールやパプテマス・シロッコと共にアクシズの将軍となる。
- 『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』
- 通常マップにおいて頻繁に登場(いわゆるザコキャラクター扱い)。
- 『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』
- テレビシリーズと同じ設定で「仮面ライダーの章」の最終ボスとして登場。フリーシナリオ「帝国決戦の章」ではとあるダンジョンでそこそこの確率で敵として出現し、パーセルで仲間にすることが可能。
- 『グレイトバトル フルブラスト』
- 惑星アイリスの意思によって集められた3つの惑星「ウルトラプラネット」「ライダープラネット」「ガンダムプラネット」それぞれの悪役の連合軍のうち、大ショッカーの首領として登場。
- この作品では『ディケイド』の劇場作品に登場した月影ノブヒコをイメージした丁寧な口調となり、ジオン・ザフト連合軍総帥のジオング、怪獣軍団の長のエンペラ星人と同盟を結んでいる。彼の死後はアポロガイスト(後にスーパーアポロガイスト)が大ショッカー残党の指揮を執ることになる。
- 『AZITO2』
- 悪側組織で開発できる怪人の一体として登場。特定条件下でBLACKおよびRXとイベントが発生する。続編の3にも登場。
- 『仮面ライダーバトル ガンバライド』
- 仮面ライダーBLACK RXと共に、第7弾からプレイヤーキャラクターとして参戦。
- 『仮面ライダーバトル ガンバライジング』
- 第1弾からプレイヤーキャラクターとして参戦。イベントおよびプロモーションカード限定でレッドシャドームーンも参戦。
- 『仮面ライダー クライマックスヒーローズ フォーゼ』
- プレイヤーキャラクターとして登場。サタンサーベルの強力な斬撃で戦うパワーキャラクター。
- 『オール仮面ライダー ライダージェネレーション』
- ステージ4のボスとして登場し、仮面ライダーと戦うことになる。続編『オール仮面ライダー ライダージェネレーション2』でも引き続き登場し、特殊な条件を満たすことでプレイヤーキャラとして操作も可能。
- 『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』
- 仮面ライダー消滅を阻止しようとする仮面ライダーゴーストたちの前に立ちはだかる。復讐のために歴史に干渉し、誕生したばかりの仮面ライダーを抹殺していた。その正体は長い時を経て力を蓄えて未来で復活した創世王。時を遡る装置を利用して過去のシャドームーンの亡骸に自身の精神を乗り移らせていた。
- ゴルゴム神殿での戦いで創世王の力を奪う形で本来のシャドームーンの意識が復活し、レッドシャドームーンに変貌する。各時代に自らの分身を送り込み新たな創世王として世界を支配しようとするが、ゴーストと1号の「ダブルライダーキック」によって倒された。
仮面ライダーSD
八鬼衆の一人。なお、同じ『仮面ライダーSD』でも『マイティ・ライダーズ』と『疾風伝説』は世界観が異なる。
- 『仮面ライダーSD マイティライダーズ』
- ゴルゴム軍の軍団長として登場。RXの宿命のライバルであり、語尾に「ム〜ン」とつけて話す。ライバルであるRXに勝るとも劣らないアホで、戦闘員たちからも「八鬼衆にまともな人はいないのか」と呆れられていた[注釈 13]。終盤はライダーたちと、パワーストーンの争奪戦を展開するが、基地が自爆した際にはその場にいなかったため、八鬼衆唯一の生き残りとなった。
- 『仮面ライダーSD 疾風伝説』
- RXの住んでいた村でRXたち5人のライダーを圧倒している(止めをさす前に招集がかけられたため、そのまま立ち去ってしまう)。RXの実力を気にする描写もあるが、本作品の主人公はV3であるため、V3のライバルとして描かれている。最終決戦の後も1人生き残るが、その決着は掲載当時は描かれることはなく、完結から11年後に刊行された完全版の描き下ろしによってV3との完全決着が描かれた。負けを認めてV3に止めを刺すように言うが、拒まれる。
- SDの商品展開ではシャドームーンはサタンサーベルを持つのに対し、本作品ではシャドーセイバーを愛用しているが、最初は1本だけで戦い、相手の実力を認めると2本目を出して戦っており、その設定は完全版の描き下ろしでも受け継がれている。
- 『仮面ライダーSD 出撃!!ライダーマシン』
- EPISODE10「GOAST ROAD」に登場。立花藤兵衛を捕らえてRXに挑む。ヘルシューターを駆り、分身で翻弄する。サタンサーベルから光球を飛ばし、稲妻を呼ぶ。
注釈
- ^ プロデューサーの吉川進は、「ブラックサンとシャドームーンは表と裏のライダー」という見解を示している[2]。
- ^ 正義と悪の仮面ライダーたちが共闘する作品でも、シャドームーンだけは悪の怪人側で出演する。
- ^ それ以前の話にも、秋月信彦や再生前の体で登場。
- ^ 光太郎も同じ誕生日。
- ^ 光太郎は線が切れたときに落下しことなきを得た。
- ^ 信彦としての意識や人格はほぼ消去されているため、信彦に戻る必要もない。
- ^ 実際は劇場版2が初対決。
- ^ 第51話(本編最終回)予告では、BLACKが崩壊するゴルゴム神殿からシャドームーンを守るシーンが流されたが、本編ではカットされた。
- ^ 第3話序盤では一瞬だけ信彦の姿になっている。
- ^ ただし、登場時はところどころ錆び付いた箇所がある。
- ^ なお、柴田兄妹は光太郎に「死んだの?」と言っていたが、光太郎自身は「眠っただけだ」と語っており、柴田兄妹には死亡したことを秘密にした。
- ^ 信彦役の堀内孝人がすでに芸能界を引退していたため、別人が担当している。
- ^ シャドームーンの素っ頓狂さに耐性ができて、怪人を気落ちさせる者もいた。
- ^ 第36話では、侍女怪人マーラ・カーラを生み出している。
- ^ BLACKがサタンサーベルの召喚を試みた際、既に動けない状態ながらもサタンサーベルを握りしめていたシャドームーンの手が僅かに緩んだ。
出典
- ^ a b 常識 乱世激闘篇 2013, pp. 126–127, 「最凶の『悪のライダー』って誰?」
- ^ 超全集 1992, p. 103, 「スペシャルインタビュー3 吉川進氏」.
- ^ a b 映画大全集 1993, pp. 112–113, 「MASKED RIDER REALISTIC ALBUM 仮面ライダーBLACK」
- ^ 常識 2012, pp. 46–47, 「悪の仮面ライダーってどんなヤツ?」.
- ^ 全怪獣怪人・上 2003, p. 150.
- ^ 超辞典 2011, p. 609.
- ^ キャラクター大全昭和編 2011, p. 195.
- ^ 超辞典 2011, p. 440.
- ^ 「吉川進スペシャルインタビュー」『宇宙刑事大全 ギャバン・シャリバン・シャイダーの世界』双葉社、2000年7月1日、pp.10-13頁。ISBN 4-575-29080-7。
- ^ 「特別対談 小松義人×前澤範×野中剛」『宇宙船』Vol.149(SUMMER 2015.夏)、ホビージャパン、2015年7月1日、124頁、ISBN 978-4-7986-1049-8。
- ^ CHRONICLE 2020, pp. 51–53, 「マーチャンダイズドデザイン」
- ^ 超絶黙示録 2010, p. 51, 「魂の言霊 仮面ライダーSPIRITSの秘密100 36」.
- ^ a b c d e 超全集 下巻 2019, p. 54, 「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」
- ^ ディケイド公式読本 2009, p. 108.
- ^ a b c d 宇宙船178 2022, pp. 74–75, 「仮面ライダーBLACK SUN」
- ^ a b c d e f g 宇宙船179 2022, pp. 92–95, 「仮面ライダーBLACK SUN キャラクター造形の世界」
- ^ a b c d e f g h i 宇宙船YB2023 2023, pp. 10–11, 「仮面ライダーBLACK SUN」
- ^ a b c d e 特写 2023, pp. 44–57, 「仮面ライダーSHADOWMOON」
- ^ a b c d e “仮面ライダーSHADOWMOON|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2023年4月4日閲覧。
- ^ a b c d e フィギュア王297 2022, pp. 10–13, 「S.H.Figuarts 仮面ライダーBLACK SUN&SHADOWMOON」
- ^ a b “仮面ライダーSHADOWMOON|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2023年4月4日閲覧。
- ^ a b c “世紀王ムーンドライバー|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2023年4月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 特写 2023, pp. 70–73, 「Interview 小林大祐」
- ^ a b c 特写 2023, pp. 74–76, 「Interview 井上光隆×フナセン」
- ^ a b c d e “シャドームーン(銀殿様飛蝗怪人)|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2023年4月4日閲覧。
- ^ a b c d e 特写 2023, pp. 36–43, 「シャドームーン(銀殿様飛蝗怪人)」
- ^ a b c d e f g h 特写 2023, pp. 66–69, 「Interview 藤原カクセイ」
- ^ a b 『アニメージュ』徳間書店、 2022年12月号、87p
- ^ a b c d “秋月信彦|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2023年4月4日閲覧。
- ^ 宇宙船178 2022, p. 78, 「[インタビュー]白倉伸一郎」.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 超全集 1992, pp. 34–35, 「シャドームーン」
- ^ a b c d e f g h i CHRONICLE 2020, p. 17, 「暗黒結社ゴルゴム シャドームーン」
- ^ a b c d e f 超辞典 2011, p. 383
- ^ 超辞典 2011, p. 382.
- ^ 超辞典 2011, p. 699.
- ^ CHRONICLE 2020, p. 42, 「シャドームーン」
- ^ 『S.I.C. 魂大全2011』25頁より。
- ^ “西島秀俊&中村倫也「仮面ライダーBLACK SUN」光太郎・信彦役でダブル主演!”. シネマトゥデイ. 2021年11月21日閲覧。
- ^ a b c d 仮面俳優列伝 2014, pp. 47–60, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 04 岡元次郎」(東映ヒーローMAX vol.31掲載)
- ^ 映画大全集 1993, p. 174, 「仮面ライダー怪人大全集 PART II」.
- ^ ディケイド公式読本 2009, p. 178.
- ^ “全仮面ライダー大投票”. NHK. 2021年11月7日閲覧。
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