コア (ゲーム理論)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/11 01:34 UTC 版)
コア (英: core) とは協力ゲーム理論における代表的な解の概念である[1]。 1953年にGilliesの学位論文の中で初めて定義された[2]。アルバート・タッカーらによる編著書『ゲーム理論論文集第4巻』(1959年)の中でマーティン・シュービックが一般均衡理論における契約曲線をコアとして一般化できることを証明して以来、経済学におけるコアの重要性が広く知られるようになった[2]。
注釈
- ^ 集合はプレイヤーの集合を表している。また、特性関数において、各提携に対して実数値は提携のメンバーが協力することにより獲得できる便益の合計を表している[3]。
- ^ すなわちのとき、提携全体の非空な部分集合はである。のときはプレイヤー1にとっての個人合理性を表しており、のときはパレート最適性を表している。
- ^ この節は、英語版ウィキペディア記事のCore(game_theory). Wikipedia: Free Encyclopedia. en:Core (game_theory) - 17 May 2011からの抄訳に基づいて作成された。
出典
- 1 コア (ゲーム理論)とは
- 2 コア (ゲーム理論)の概要
- 3 投票理論におけるコア
- 4 引用文献
- コア (ゲーム理論)のページへのリンク