エドワード黒太子 黒太子の呼称

エドワード黒太子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 04:37 UTC 版)

黒太子の呼称

エドワード黒太子

エドワード・オブ・ウッドストックは、ほとんどの場合、黒太子(Black Prince)と呼ばれる。その理由は彼が常に黒色の鎧を着ていたためであるとよく言われるが、フランス側で黒太子の残虐行為などに対してnoir(黒)と呼んだという説もあり、必ずしも明確ではない。実際のところ、存命中そう呼ばれたことはなく、後世の創作であるとの説が有力である。

なお、当時の騎士が着用した鎧の中には、表面が磨かれず黒っぽい見た目をしたものもあった。この時期には鎧にも変化が見られており、この黒っぽく見える鎧を着用したために黒太子と呼ばれたのだとする説もある。

脚注

参考文献

エドワード黒太子が登場する作品

戯曲
小説
  • 佐藤賢一『双頭の鷲』 - 主役ベルトラン・デュ・ゲクランの好敵手として登場。
漫画
  • 蒲生総『SPLENDOUR OF KING ―ガーター騎士団』 - 主役として描かれており、父同様に死ぬまで好青年の姿として描かれている。
  • 青池保子アルカサル-王城-』 - カスティリアドン・ペドロの同盟者として登場。騎士道に篤い人物として描かれており、捕虜となったカスティリア貴族などを約定に反してドン・ペドロが勝手に処罰(死刑)にしたことが袂を別つ要因の一つになったとして描かれている。
  • トミイ大塚『ホークウッド』 - 百年戦争で、主人公である傭兵隊長ジョン・ホークウッドの軍才に目をつける。
ゲーム
映画
  • ROCK YOU!(原題:A Knight's Tale ) - 主人公ウィリアムの馬上槍試合の対戦相手として登場。お忍びで試合に参加したところ、彼の素性に気付いた対戦相手が次々と棄権したため落胆を抱いていた。しかし王子と知ってなお対戦を受けてくれたウィリアムに感謝し、終盤になって彼の窮地に駆けつける。
朗読劇
  • THE BLACK PRINCE - 主人公として登場。

関連項目

先代
エドワード2世
プリンス・オブ・ウェールズ
1343年 - 1376年
次代
リチャード2世
先代
エドゥアール3世
アキテーヌ公
1362年 - 1372年
次代
エドゥアール3世

  1. ^ 川北、P101、君塚、P126 - P127、P129。
  2. ^ a b c d e f g 松村、P226。
  3. ^ 森、P142、佐藤、P74。
  4. ^ 森、P148 - P149。
  5. ^ 森、P143、川北、P99、佐藤、P78 - P83、君塚、P147。
  6. ^ 城戸、P72 - P73。
  7. ^ 佐藤、P105 - P106、P109 - P110、城戸、P73 - P74。
  8. ^ 佐藤、城戸、P75 - P78。
  9. ^ 川北、P101、佐藤、P109 - P114、城戸、P79。
  10. ^ 森、P154 - P155、川北、P105、城戸、P79 - P80、君塚、P149。


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