イワタカンアオイ 名前の由来

イワタカンアオイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 00:52 UTC 版)

名前の由来

種小名(種形容語) kurosawae は、この種の発見者で、静岡県の植物研究者である黒沢美房への献名である[7]

分類

静岡県の高校教師で、植物研究者である黒沢美房は、1965年に静岡県磐田市の林下でカンアオイに似た植物を採集し、杉本順一に生苗株を提供した。杉本はこの種について、萼片に細毛があること、萼筒内面の網目突起が著しく細密であることなどから、1968年、この種を新種として、『北陸の植物』The journal of geobotany、Vol.16, No.2 に記載発表した[7]

種の保全状況評価

絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト

(2017年、環境省。2000年レッドデータブックまでは、絶滅危惧IB類(EN)。)

ギャラリー

脚注

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参考文献

  • 杉本順一「日本植物雑記(一)」『北陸の植物』The journal of geobotany、Vol.16, No.2, pp.46-51、1968年、北陸の植物の会
  • 加藤雅啓・海老原淳編著『日本の固有植物』、2011年、東海大学出版会
  • 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
  • 大橋広好・門田裕一・木原浩他編『改訂新版 日本の野生植物 1』2015年、平凡社
  • 矢原徹一他監修『絶滅危惧植物図鑑 レッドデータプタンツ(増補改訂新版)』、2015年、山と溪谷社
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
  • 日本のレッドデータ検索システム

  1. ^ イワタカンアオイ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ イワタカンアオイ(シノニム) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  3. ^ a b c d e 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.29
  4. ^ a b c d e 『改訂新版 日本の野生植物 1』p.69
  5. ^ a b 『日本の固有植物』pp.60-62
  6. ^ a b c d e 『絶滅危惧植物図鑑 レッドデータプタンツ(増補改訂新版)』p.379
  7. ^ a b 『北陸の植物』The journal of geobotany、Vol.16, No.2, pp.46-51


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