ぷよぷよクロニクル ぷよぷよクロニクルの概要

ぷよぷよクロニクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/09 13:57 UTC 版)

ぷよぷよクロニクル
ジャンル アクションパズルRPG
対応機種 ニンテンドー3DS
発売元 セガゲームス
シリーズ ぷよぷよシリーズ
人数 1人(オンラインプレイ時 2 - 4人)
メディア 3DSカード
ダウンロード
発売日 通常版:2016年12月8日
廉価版:2018年6月28日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
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概要

ぷよぷよ』シリーズの25周年記念作品[1]。コンシューマ向けタイトルとしては、2014年2月発売の『ぷよぷよテトリス』以来約3年ぶりの新作となる。

本作では3DSにおける3D表示に対応していない代わりに、キャラクターグラフィックが従来の2Dイラストから3Dポリゴンモデルに変更されている。メインモードとして異世界を冒険する「RPGモード」が搭載され、主人公のアルルを操作し、3Dグラフィックで描かれた世界を冒険して、新ルールの「スキルバトル」でモンスターを倒しながらクエストを攻略していく。世界観やキャラクターなどの設定は2003年よりセガが展開している『ぷよぷよ』シリーズのものを引き継いでいるが、作品の舞台は過去作である『ぷよぷよフィーバー』シリーズ、『ぷよぷよ7』、『ぷよぷよテトリス』ともまた異なり、本作では「謎の絵本の中に吸い込まれた先の異世界」でのストーリーが描かれる。

基本的なモード・ゲームシステムは前作『ぷよぷよテトリス』をそのまま踏襲しており、過去の『ぷよぷよ』シリーズと同様にCOMやほかのプレイヤーとさまざまなルールで対戦する「ひとりでぷよぷよ」「みんなでぷよぷよ」や、インターネットに接続して全国のプレイヤーと2 - 4人で対戦する「インターネット」など、さまざまなモードが収録されている。

今作では、AAA宇野実彩子伊藤千晃(当時メンバー)がプロモーションキャラクターとして起用された[2]

2018年6月28日には廉価版「スペシャルプライス版」として再発売[3]

ゲームモード

RPGモード
本作のメインモード。謎の絵本の中に吸い込まれ異世界にやってきたアルルを操作して、世界各地にある村やフィールドを冒険しストーリーを進めていく。詳細は後述。
ひとりでぷよぷよ
1人用のモード。17種類の対戦用ルールでCOM1 - 3人と任意の設定で対戦したり勝ち抜き対戦ができる「フリーたいせん」や、6種類のルールでハイスコアをめざす「とことん」をプレイできる。このモードでは「スキルバトル」はプレイ不可能。
みんなでぷよぷよ
ローカル通信で2 - 4人で対戦する対人戦用のモード。こちらは「スキルバトル」を含めた全18種類のルールで対戦可能で、ダウンロードプレイにも対応している。
インターネット
インターネットに接続して「スキルバトル」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」の3種類のルールで、全国のプレイヤーやフレンドと2 - 4人で対戦するモード。1対1で誰かと対戦し勝敗に応じてレートや所属リーグが変動する「全国パズルリーグ」や、好きなルール設定で2 - 4人で対戦する「クラブ」をプレイできるほか、有料で配信されているダウンロードコンテンツを購入することが可能。本作の「全国パズルリーグ」では、ルール別にレートやランキングが記録される。
レッスン
ぷよぷよの基本ルールや連鎖のテクニックを学べるモード。
マイデータ
各モードの成績を見たりオプションの設定変更が行えるほか、ゲームをあそぶともらえるポイントをつかって色々なアイテム(隠し要素)を購入できる「ショップ」がある。

RPGモード

クエスト
「RPGモード」では基本的に、各地で発生する「クエスト」を達成することでゲームが進行する。クエストにはストーリーの進行に関する「メインクエスト」と、ストーリーの進行には関係しない「サブクエスト」があり、クエストを達成すると報酬が得られることもある。当モードでの戦闘は後述する『スキルバトル』が主だが、ごく稀に通常のぷよぷよ勝負を行う場面もある[注 1]
エリアは『みどりの村 グリンプ』、『あおの村 ブルーオ』、『あかの村 レッティ』、『きいろの村 イエローム』、『むらさきの村 パープルーン』の5つがあり、全てクリアすると最終エリアの『カーラの塔』に行くことが出来る。
各エリアの住民には、手前でAボタンを押すことによって話しかけることが出来る。また、プレイアブルキャラクターも仲間になるといずれかのエリアに登場し、話しかけることが出来る。
メインクエストを全てクリアしエンディングを迎えると以降はエクストラに突入し、引き続きサブクエストを攻略することが可能となっている。
スキルバトル
フィールドではモンスターに触れると「スキルバトル」が開始する。「スキルバトル」では、ぷよを消すと相手ににおじゃまぷよを落として攻撃することができ、すべてのモンスターのHPをゼロにすると勝利となる。バトル中にモンスターがおじゃまぷよを送ってくることがあり、おじゃまぷよがフィールドに落下するとダメージを受け、自分の残りHPが減る。また、フィールド上部の✕印にぷよやおじゃまぷよが積みあがると自分の残りHPが大きく減少し、フィールドがリセットされる。なお、相殺をしたターンはおじゃまぷよは降らない。
バトルで勝利するとけいけんちやコインなどを獲得でき、キャラクターを成長させることができる。なお、バトル開始時には自分のフィールドに連鎖のタネが出現し[注 2]、バトル終了後はHP・MPが必ず全回復する。
フィールド上でモンスターに後ろから触れると、ボーナスとしてバトル開始時に出現する「連鎖のタネ」が通常より1連鎖分大きくなる。逆にモンスターに後ろから触れられると「不意打ち」となり[注 3]、ペナルティとして試合開始時におじゃまぷよが降り、即座にダメージを受ける。
スキル
各キャラクターはそれぞれ異なる「スキル」を持っており、バトル中に組ぷよを操作しているときにMPを消費して任意に発動できる。スキルには、フィールドにあるぷよの色を変える、こうげきりょくをあげるなど、様々な効果がある。
チーム
「スキルバトル」では最大3名のキャラクターと最大4枚の「ぷよぷよカード(後述)」を編成してチームを組み、プレイする。キャラクターやぷよぷよカードの編成によって、チームのHP・MPなどのステータスが変化する。キャラクターはストーリーを進めたりバトルで勝利すると仲間に加わり、プレイヤーのチームに加える事が出来るようになる[注 4]。また、道中のモンスターも倒すと仲間に加わる場合がある。
なお、「みんなでぷよぷよ」「インターネット」の「スキルバトル」での対戦は、「RPGモード」で作成したチームのデータを使用して行う。
ぷよぷよカード
村のショップやフィールド上の宝箱などから入手できる「ぷよぷよカード」を装備することでキャラクターを強化することができる。ぷよぷよカードはさまざまな種類があり、合成してより強力なカードを作成することが可能。
みんなでボス戦
ローカル通信でほかのプレイヤーと協力してボスを倒す2 - 4人用の「みんなでボス戦」モードが搭載されている。このモードでは、自分のセーブデータを使って挑戦でき、ボスを倒すとレアな「ぷよぷよカード」を入手することが可能。バトルのルールは上記の「スキルバトル」と同様だが、このモードではバトル開始時に表示される「チャンスタイム条件」を達成すると、「チャンスタイム」(「ぷよぷよフィーバー」の「フィーバーモード」と同様)が一定時間発生する。

注釈

  1. ^ 対戦するルールは、各場面で予め決められている(『15th』や『20th』と異なり、任意に選ぶことは出来ない)。
  2. ^ 『おぷしょん』の設定で、出現させないことも可能。
  3. ^ 後ろから襲われる以外にも、宝箱を模したモンスターの「ミミック」が出現した場合は、必ずこの「不意打ち」扱いとなる。
  4. ^ なお、本作に登場しているキャラクター29名(スキルバトル限定の5名を含み、モンスターや住民を除く)のうち、一部のキャラクターは仲間にするには特定のサブクエストを攻略する必要があり、メインクエストを全てこなすのみでは全員は揃わない仕様となっている(但し、これに該当するキャラクターは仲間にしなくてもクリア自体は可能で、エンディング後のエクストラで加えることも可能となっている)。
  5. ^ 「はっくつ」「こおりづけ」の最上段の位置までぷよが積み上がると敗北となる列(✕印のある列)が左から3列目のみに変更、「ずっとフィーバー」の連鎖のタネが「ぷよぷよフィーバー」と統一され『ぷよぷよフィーバー2』以前のものに変更など。
  6. ^ 但し、本作は『テトリス』の方は著作権の関係上削られており、『ぷよぷよ』の方でのみプレイ可能となる。
  7. ^ ただし、ハーピーは『ぷよぷよ7』でまんざいデモのみに登場していた。
  8. ^ ただし、いずれも『ぷよぷよテトリス』のまんざいデモのみに登場していた。

出典



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