繧繝

デジタル大辞泉

う‐げん【^×繧^×繝／^×暈^×繝】

読み方：うげん

「うんげん」の撥音の無表記。

うん‐げん【^×繧^×繝／^×暈^×繝】

読み方：うんげん

同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすように繰り返す彩色法。中国西域から伝わり、主に宝相華(ほうそうげ)などの文様を表す。赤・青・緑・紫などの色を用い、奈良・平安時代の仏画、寺院の装飾や染織などに用いられた。繧繝彩色(さいしき)。

歴史民俗用語辞典

繧繝

読み方：ウンゲン（ｕｎｇｅｎ），　ウゲン（ｕｇｅｎ）

奈良時代から平安時代の工芸、建築などに用いられた彩色法。

別名 暈繝、雲錦

世界宗教用語大事典

うんげん 【繧繝・暈繝】

繧も暈も「ぼかすこと」で、繝は「にしきあや」であり、違う色の濃淡を組み合わせた染色や織物をいい、仏画などの装飾に用いる。古くはウゲン。

人形辞典

うんげん〔繧繝〕

多色の美しい織物。繧繝錦の略称。
内裏雛の御座の畳縁に用いる。

Weblio日本語例文用例辞書

「繧繝」の例文・使い方・用例・文例

• 繧繝という,昔の彩色法
• 繧繝という,縦縞の境をぼかして織った織物
• 繧繝錦という織物