丹近黒【ニオウグロ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11712号 |
登録年月日 | 2004年 3月 3日 | |
農林水産植物の種類 | 大豆 | |
登録品種の名称及びその読み | 丹近黒 よみ:ニオウグロ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 高田種苗株式会社、株式会社小田垣商店 | |
品種登録者の住所 | 大阪府大阪市北区天神橋8丁目3ー10、兵庫県篠山市立町9番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小田垣博三、後藤尚 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「丹波黒大豆在来種」から選抜育成された固定品種であり、育成地(兵庫県篠山市)における成熟期は中の晩、種皮色が黒、粒形が球、小粒の加工向きの品種である。伸育型は有限、分枝数は多、胚軸の色は紫、主茎長は長、主茎節数は極多、最下着莢節位高はやや低である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は褐である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黒、粒の子葉色は黄、粒形は球、臍の色は黒、粒の大小は小、子実の品質は上である。開花期は晩、成熟期は中の晩、生態型は秋大豆型である。倒伏抵抗性は中である。「丹波黒大豆在来種」と比較して、粒が小さいこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に出願者の委託栽培ほ場(兵庫県篠山市)において、「丹波黒大豆在来種」の中から選抜、以後、特性の調査と選抜を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「黒しずく」であった。 |
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