減衰力
スプリングの動きを抑えようとするショックアブソーバーの抵抗力をいい、ショックアブソーバー内のピストン速度と、そのときに働く抵抗力で減衰力の大きさを表す。ある物体の運動方向と反対向きに働く力を意味する。減衰力が大きいと、ばねの働きを抑えてゴツゴツした乗り心地となる。小さいとフワフワした感じになる。ばねの硬いスポーツカーやレーシングカーでは、ショックアブソーバーの減衰力を大きくして、コーナリング時のロールを抑える働きをしている。
減衰力
振動系に作用する力のひとつで、粘性減衰によって生じ、振動速度に比例して振動を抑制するように働く力のこと。自動車においては各種のショックアブソーバー、マウントラバー、制振材などによる減衰力を、自由振動の滅表、共振の抑制、ショックの吸収などで振動騒音や乗り心地をよくするために活用している。
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