coniferとは? わかりやすく解説

コニファー【conifer】

読み方:こにふぁー

針葉樹のこと。裸子植物分類され針形または(うろこ)状で、雌しべはなく種子球果松かさ)につく。


コニファー

【英】:conifer

もともとはコーン球果)をつける植物のことを指したが,現在では針葉樹総称とされている。非常に多く種類世界中分布している。樹形円錐形半球形,あるいは匍匐形などさまざまなものがあり,特に園芸用矮性ドワ-フコニファー)に品種改良されたものが人気がある。濃緑青緑,鮮緑,黄緑黄金,銀青などさまざまな葉色をもつ種類があり,それらを組み合わせて配植することで,美しコニファーガーデンをつくることができる。スパルタンゴールドクレスト,ポプシーなどの外来種人気が高い。

針葉樹

英訳・(英)同義/類義語:conifer

植物の分け方一つで、幅の広いを持つ広葉樹対し一般的には細長いを持つ裸子植物総称
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生物の名前総称など:  通性嫌気性生物  通性嫌気性細菌  遺存種  針葉樹  針葉樹植物門    隠花植物類

コニファー

(conifer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 03:50 UTC 版)

コニファー: conifer)は、針葉樹の総称。厳密には、裸子植物が丸みを帯びたを付けることから「コニファー」と呼ばれるが種別でいうと広義には球果植物門の植物を指す。狭義には日本では一般的に、球果植物門のうち、園芸用の品種をさす。世界的には、数万種に及ぶ品種があるが、日本で生育できるのは200種程度と言われている。近年、洋風住宅の増加などで変化してきたや街の景観によく似合うため、次第に普及してきている。日本では、東京都千葉県など各地で生産されている。





球果植物

(conifer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 13:44 UTC 版)

球果植物(きゅうかしょくぶつ、毬果植物Coniferae[1][2])は、裸子植物の1系統群で、葉として針葉、生殖器官として球果(毬果)を持つ[3][4][5]球果類(きゅうかるい)[6][7][8][9]球果植物類[10]針葉樹類(しんようじゅるい)[11][12][13]とも呼ばれる。かつては松柏類(しょうはくるい)とも呼ばれた[1][7]。現生裸子植物の中で最も優占しているグループである[11]


注釈

  1. ^ 但し、Yang et al. (2022) ではイヌガヤ属 Cephalotaxus が単型科イヌガヤ科 Cephalotaxaceae としてイチイ科から分離され、イチイ科の姉妹群となっているが、かつての系統解析ではイチイ科に内包されることも多く、本項ではイチイ科に内包して扱う。
  2. ^ 鱗片葉とは異なる[42]

出典

  1. ^ a b 神谷 1909, p. 143.
  2. ^ a b c Zimmermann 1959, p. 426.
  3. ^ a b 巌佐ほか 2013, p. 1435a.
  4. ^ a b c d e f g h i j k 田村・堀田 1974, p. 207.
  5. ^ a b c d e Cantino et al. 2007, p. E20.
  6. ^ 西田 2017, p. 204.
  7. ^ a b c d e 熊沢 1979, p. 31.
  8. ^ a b 大橋 2015, p. 25「マツ科 PINACEAE」
  9. ^ a b c d e f g h i j k 相場 & 宮本 2017, pp. 307–311.
  10. ^ a b c 矢頭 1964, p. 12.
  11. ^ a b c d e f ギフォード & フォスター 2002, p. 405.
  12. ^ a b c d e 長谷部 2020, p. 199.
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 清水 1990, pp. 25–30.
  14. ^ Christopher J. Earle. “Gymnosperms”. The Gymnosperm Database. 2023年6月29日閲覧。
  15. ^ ICN 2018. Art. 16.1.
  16. ^ Coniferae”. RegNum. 2024年2月4日閲覧。
  17. ^ Doyle, J. A.; Cantino, P. D.; Donoghue, M. J. (2020). “Coniferae”. In de Queiroz, K.; Cantino, P. D.; Gauthier, J. A.. Phylonyms: A Companion to the PhyloCode. Boca Raton, FL: CRC Press. pp. 271–274 
  18. ^ Charlton T. Lewis, Charles Short. “cōnĭfer , fĕra, fĕrum, adj. conus-fero”. A Latin Dictionary. 2024年2月1日閲覧。
  19. ^ conifer (n.). https://www.etymonline.com/word/conifer#etymonline_v_18209 2024年2月1日閲覧。. 
  20. ^ Yang et al. 2022, pp. 340–350.
  21. ^ a b 西田 2017, p. 297.
  22. ^ a b 清水 2001, p. 290.
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  30. ^ 加藤雅啓編 編『植物の多様性と系統』岩槻邦男・馬渡峻輔監修、裳華房〈バイオディバーシティ・シリーズ〉、1997年。ISBN 4-7853-5825-4 
  31. ^ a b 清水 2001, pp. 23–24.
  32. ^ 渡辺・平尾 2014, pp. 66–72.
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  40. ^ a b c d e 岩瀬 & 大野 2004, p. 75.
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  43. ^ ギフォード & フォスター 2002, p. 423.
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  46. ^ 巌佐ほか 2013, p. 308b.
  47. ^ a b 熊沢 1979, p. 33.
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  52. ^ a b ギフォード & フォスター 2002, p. 426.
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  54. ^ Dörken & Nimsch 2023, pp. 149–156.
  55. ^ ギフォード & フォスター 2002, p. 425.
  56. ^ a b c d 西田 2017, p. 206.
  57. ^ a b 勝木 2019, pp. 239–247.
  58. ^ a b c ギフォード & フォスター 2002, p. 410.
  59. ^ a b c Wang & Qiu 2006, pp. 299–363.
  60. ^ a b 潮 2017, pp. 339–345.
  61. ^ a b ギフォード & フォスター 2002, p. 409.


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