XP-72とは? わかりやすく解説

XP-72 (航空機)

(XP-72 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 08:30 UTC 版)

四翅プロペラを装備する試作機。




  1. ^ Bodie 1974、p33。テストパイロットだったトム・ベリンジャーによると、XP-72が試験飛行中に500mph(805km/h)を超えたことは無い。試作機が使用したダッシュ13エンジンは過給されていなかったが、過給機付きのダッシュ19エンジンを搭載した場合、25000ft(7620m)で出力3650hpを発揮し(海面高度では3000hp)、同高度で最高速度504mph(811km/h)が期待された。さらにダッシュ19エンジンを改良することで、将来的には高度25000ftで出力4000hp、最高速度540mph(869km/h)を達成できると考えられていた。なお現代のリノ・エアレースでは、800km/hを超えるレシプロ機のエントリーは珍しくないため、実現不可能な目標ではないと考えられる。


「XP-72 (航空機)」の続きの解説一覧

XP-72

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 03:13 UTC 版)

P-47 (航空機)」の記事における「XP-72」の解説

詳細は「XP-72 (航空機)」を参照 生産に至らなかった派生型なかでも興味深いものにXP-72がある。スーパーサンダーボルトとして設計されたこの機体は、ピストンエンジン戦闘機限界押し広げようとするものだった。XP-72の動力は、28気筒(7×4列)のP&W空冷星形エンジン R-4360-13 ワスプ・メジャーで、高々度出力が3,450 HP (2,570 kW)という強力なのだった過給機空気取入れ口を腹下に備え2機が試作され(1号機が4翅。2号機は6翅コントラ・プロペラ)、最大速度は790 km/h達したドイツV-1ミサイル対抗させる目的100機の発注得たが、ジェット機出現により開発中止となり、終戦時退役処分となった

※この「XP-72」の解説は、「P-47 (航空機)」の解説の一部です。
「XP-72」を含む「P-47 (航空機)」の記事については、「P-47 (航空機)」の概要を参照ください。

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