Tour de Franceとは? わかりやすく解説

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ツール‐ド‐フランス【(フランス)Tour de France】

読み方:つーるどふらんす

自転車ロードレースの一。毎年7月に約3週間わたってフランス全土オランダ・ベルギーなどで行われる計約3500キロメートル区間ごとに争う。1903年から開催。ジロデイタリア・ブエルタアエスパーニャとともにグランツール称される。→マイヨジョンヌ


ツール・ド・フランス

(Tour de France から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 07:34 UTC 版)

ツール・ド・フランスまたは(ル・トゥール・ド・フランス: Le Tour de France、以下「ツール」)は、毎年7月にフランスおよび周辺国を舞台にして行われる自転車ロードレース1903年に始まり、主催は、傘下にスポーツ新聞『レキップ』や一般紙『ル・パリジャン』などを抱えるフランスの大企業アモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO, Amaury Sport Organisation)。


注釈

  1. ^ UCIの規定で「グランツールに関しては、日程は23日以内で内2日間を休息日に充てること、総走行距離は3500km以内であること」と定められている。
  2. ^ 2008年の場合は平坦10ステージ、山岳5ステージ、中級山岳4ステージ、個人タイムトライアル2ステージという構成。
  3. ^ そのため、J SPORTS cycle road raceでは「ヤングライダー賞」との呼称を用いている。実際にマルコ・パンターニ1994年1995年の2回、ヤン・ウルリッヒ1996年から1998年まで、アンディ・シュレク2008年から2010年の連続3回獲得している。
  4. ^ この場合、逃げ集団を作り出したアタックを成功させた+逃げは吸収されたが最後まで逃げていたが受賞理由。
  5. ^ ただし個人タイムトライアル及び山岳ステージの山頂ゴールの場合には、この救済が行われない。2008年の第6ステージでは総合首位を走っていたステファン・シューマッハーが残り500mで落車したがゴールが山頂だったため救済の対象とはならず、マイヨ・ジョーヌを失った。
  6. ^ a b c d e f g 優勝したランス・アームストロングがドーピング発覚によって後年に成績剥奪となり、2位以下の順位繰り上げが行われなかったため。ランス・アームストロングのドーピング問題を参照。
  7. ^ 全レース終了後に行われたドーピング検査において総合1位となったフロイド・ランディスの体内から多数の禁止薬物が検出された。これを受けランディスの総合優勝は保留とされ、その後公聴会などの調査が続けられた。1年以上に亘る調査の結果、2007年9月20日に「アメリカ合衆国反ドーピング機関」 (USADA) が後日ランディスの総合1位記録を取り消し失格とする告知を出したことからオスカル・ペレイロの繰り上げ優勝はこの時点で決定的となった。21日には、UCIが正式にランディスの失格とペレイロの優勝を認定し優勝が決定。そして同年10月15日に総合ディレクターのクリスティアン・プリュドムから優勝ジャージ(マイヨ・ジョーヌ)が授与された。
  8. ^ フォフォノフはドクターの処方ミスだったことが証明されたため、3か月間の出場停止処分となった。
  9. ^ ただし、アスタナ・チームは実際には前年からチーム体制・スタッフ・メンバーが一変しており、実際にはUCIプロツアー参加チームの全チーム参加を目論んだUCIに対するASOの当てつけではないかとの見方がある。詳細はアスタナ・チームの項目を参照のこと。
  10. ^ ドーピング問題が尾を引き、2009年ブエルタ・ア・エスパーニャに招待されなかった。

出典

  1. ^ 『クラウン仏和辞典』第4版(三省堂、1995年)1531頁
  2. ^ a b [EURO EYE]別格ツールド・ド・フランス 最長の歴史■美しい歴史疾走読売新聞』朝刊2023年5月24日スポーツ面
  3. ^ 2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを開催します』(プレスリリース)さいたま市、2019年4月15日https://www.city.saitama.jp/006/014/008/003/008/001/p064756_d/fil/2019kaisaikettei.pdf2019年10月9日閲覧 8ページ参照。
  4. ^ 2015年公式レギュレーション
  5. ^ 『サイクルスポーツ』1989年10月号
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  10. ^ De Mondenard, Dr Jean-Pierre: Dopage, l'imposture des performances, Chiron, France, 2000
  11. ^ Archive extract from Quando Volava l'Airone, part of a programme called Format, Rai Tre television, 1998
  12. ^ "Le dopage est une pratique culturelle dans le cyclisme" (フランス語)
  13. ^ Jean-Pierre de Mondenard, "Dictionnaire du dopage" (2004), p.896
  14. ^ 98年ツール総合1位パンターニやウルリッヒら18名の検体からEPO検出」シクロワイアード 2013年7月25日付
  15. ^ a b c USADA bans Armstrong for life, disqualifies all results since 1998 - cyclingnews.com 8月24日付(英語)
  16. ^ ドーピング:米自転車のアームストロングが永久追放へ[リンク切れ]毎日新聞(2012年08月25日)
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  21. ^ USADA: Armstrong created a doping culture at US Postal - cyclingnews.com 10月11日付(英語)
  22. ^ 「禁止物質または禁止方法の使用の成否は,重要ではない。アンチドーピング規則違反は,禁止物質また は禁止方法を使用したこと,または使用の企てたことにより成立する。」(UCIアンチ・ドーピング規則より)
  23. ^ [http://www.cyclingnews.com/road/2008/tour08/news/?id=/news/2008/jul08/jul17news4a Tour de France News Flash, July 17, 2008/Ricc� fails doping test � Saunier Duval out of Tour Taken into police custody] サイクリングニュース(2008年7月17日付記事] (英語)
  24. ^ Tour rocked by new positive tests(BBCニュース2008年10月6日付) (英語)
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  29. ^ Cofidis hotel raided, Di Grégorio arrested at Tour de France - cyclingnews.com7月11日付(英語)
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  31. ^ Prosecutors want Di Gregorio charged with prohibited doping methods - cyclingnews.com7月12日付(英語)
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  33. ^ 新城84位で完走 注目度上げた/ツール日刊スポーツ(2012年7月23日)2023年5月27日閲覧
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  37. ^ ツール・ド・フランス 1985~1991 7YEARS BOX 【NHKエンタープライズ】(インターネットアーカイブによるキャッシュ)
  38. ^ ツール・ド・フランス2017 開幕まであと10日!~今年のツールを存分に楽しむ4つのご提案~”. J SPORTS (2017年6月21日). 2017年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月28日閲覧。
  39. ^ “「ツール・ド・フランス」冠のレース 10月さいたま開催で調整”. スポーツニッポン. (2012年1月4日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/01/04/kiji/K20130104004910950.html 
  40. ^ “本場ツール・ド・フランスが埼玉に!”. 日刊スポーツ. (2013年3月25日). https://www.nikkansports.com/sports/cycling/news/f-sp-tp6-20130325-1102836.html 
  41. ^ “役者揃いのクリテリウムはフルームが勝利 ロードレースの魅力と迫力を20万人が堪能”. サンケイスポーツ. (2013年10月26日). http://cyclist.sanspo.com/103336 
  42. ^ <新型コロナ>さいたまクリテリウム、2年連続で中止 さいたま市、感染状況を見ながら次回開催を判断埼玉新聞ニュースサイト(2021年7月21日)2023年5月27日閲覧



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