こうりゃん (高梁)
●熱帯アフリカが原産とされる「ソルガム」の一種で、中国東北部の寒冷な気候に適応したものです。わが国へは室町時代に渡来しました。茎は直立し、幅の広い線形の葉は互生して茎を抱きます。葉の中肋部が白いのが特徴です。夏から秋にかけて、茎頂の総状花序にいっぱい花を咲かせます。種子は飯や粥、団子などにされるほか、茅台酒や汾酒などの原料にもなります。わが国では飼料作物として、とくに低温伸長性に優れることからF1品種の花粉親として利用されています。F1品種としては、長野県畜産試験場で育成された「スズホ」や「リュウジンワセ」、「ナツイブキ」などがあります。写真の品種は、上・中3~4が「センキンパク(千斤白)」、残りが「ショウハクコウリャン(小白高梁)」。
●イネ科モロコシ属の一年草で、学名は Sorghum nervosum。英名は Kaoliang。
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