Silseong of Sillaとは? わかりやすく解説

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実聖尼師今

(Silseong of Silla から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/29 02:13 UTC 版)

実聖尼師今(じっせい にしきん、生年不詳 - 417年)は、新羅の第18代の王(在位:402年 - 417年)であり、姓は金氏。


  1. ^ 奈勿尼師今には長子の訥祇(後の訥祇麻立干)、卜好(別名として宝海)、未斯欣(別名として美海、未叱希、未叱喜、微叱許智)があって、第3子の未斯欣(美海)が倭国に人質として送られたのが『三国史記』では実聖尼師今元年壬寅(402年)、『三国遺事』では奈勿尼師今36年辛卯391年)であり、そのときに10歳であったとする。広開土王碑文によれば、倭国新羅を攻めて服属させたのが「辛卯年(391年)」であるため、未斯欣が人質として倭国に送られた記年は『三国遺事』のほうが妥当であると考えられている。
  2. ^ 三国史記』では「412年に、高句麗に対して先王の第2子の卜好(宝海)を人質として送った」とあるが、『三国遺事』紀異・奈勿王金堤上条に拠れば、次の「訥祇麻立干の3年(419年)に、訥祇麻立干の弟の宝海を高句麗に人質として送った」と記されている。
  3. ^ 『三国遺事』紀異・第十八実聖王条では平壌州を当代(13世紀)の楊州(京畿道議政府市)とするが、新羅が京畿道付近を領有するようになるのは7世紀になってからのことである。(→井上訳注1980 pp.90-91.)
  4. ^ 由水常雄は、新羅出土の王冠については通常は首長(王)には金冠を伴うところが、98号墳では王妃陵に金冠が見られ、王陵には銀冠が見られる。この銀冠の特徴が高句麗的であることと王よりも王妃のほうが国内では高く評価されていることに着目し、金氏王統の初代王である味鄒尼師今の娘を王妃とし、自らは傍系であるためもとは王の配下であり高句麗に人質として訪れていた実聖尼師今を王陵の被葬者であると考えた。(→由水2001)


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