SL8 - SL19
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 01:51 UTC 版)
「シュッテ=ランツ」の記事における「SL8 - SL19」の解説
SL8 セディンを基地とする海軍飛行船。偵察飛行を34回、爆撃を3回行い、それぞれ4,000 kgの爆弾を投下した。これはシュッテ=ランツ飛行船の作戦回数の最高記録である。1917年11月20日に老朽化のため廃棄。 SL9 ゼディンを基地とする海軍飛行船。偵察飛行を13回と、爆撃を4回行い、それぞれ4,230 kgの爆弾を投下した。1917年3月30日、バルト海において、おそらく落雷により破壊された。 SL10 ブルガリアのヤンボルを基地とする陸軍飛行船。16時間の偵察飛行を行った。1916年7月28日、セヴァストポリ攻撃の後、おそらく悪天候により失われた。 SL11 シュピッヒ(Spich)を基地とする陸軍飛行船。1916年9月3日、イギリス陸軍航空隊のウィリアム・リーフ・ロビンソン中尉の操縦するBE 2Cから発射された焼夷弾によって、ハートフォードシャー上空で撃墜された。 SL12 アルホルンを基地とする海軍飛行船。完成の前に設計が時代遅れであるとされ、偵察飛行にのみ使用された。格納庫近くのガスタンクが攻撃された際に重大な損害を受け、1916年12月28日に除籍された。 SL13 ライプツィヒを基地とする陸軍飛行船。戦闘任務には不適であるとされ、訓練にのみ使用された。1917年2月8日、大雪で格納庫が崩壊した際に大破。 SL14 ゼーラーペン(Seerapen、ケーニヒスベルク近郊)とヴァイノーデン(Wainoden、現ラトビア)を基地とする海軍飛行船。偵察飛行を2回、爆撃を2回行ったが、2回目のリガ爆撃はエンジン故障のため中止された。1917年2月に再建造されたが、その後損傷を受け、1917年5月18日、最終的に廃棄された。 SL15 マンハイムを基地とする陸軍飛行船。実戦任務に使われないまま、1917年8月に廃棄。 SL16 陸軍向けに建造されたが公式に就役することはなかった。シュピッヒに格納されたまま1917年8月に廃棄された。 SL17 陸軍向けに建造されたが公式に就役することはなかった。アレンシュタインに格納されたまま1917年8月に廃棄された。 SL18 ライプツィヒ基地で完成したが、1917年2月8日、格納庫の崩壊で破壊された。 SL19 ライプツィヒ基地のスペース不足のために未完成。1917年2月8日、格納庫の崩壊で破壊された。
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