コミカンソウ
こみかんそう (小蜜柑草)
●わが国の本州以南から中国、東南アジアそれにインドやスリランカに分布しています。道端や畑にふつうに生え、高さは10~30センチほどになります。茎は赤みを帯びています。葉は楕円形で、横に伸びる小枝に互生します。7月から10月ごろ、小枝の先端に雄花を、また内側の葉腋に雌花をつけます。名前は、赤褐色の球形の果実を「ミカン」に見立てたもの。葉は雨にうたれると、内側に閉じる習性があります。
●トウダイグサ科コミカンソウ属の一年草で、学名は Phyllanthusurinaria。英名は Chamber bitter。
小蜜柑草
狐茶袋
茶袋
コミカンソウ
(Phyllanthus urinaria から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/28 09:36 UTC 版)
コミカンソウ(小蜜柑草、Phyllanthus urinaria)はコミカンソウ科コミカンソウ属の一年草[1]。別名キツネノチャブクロ(狐の茶袋[2])。従来の分類ではトウダイグサ科に入れていた[3]。
- ^ a b 岩槻 2006, p. 328
- ^ 小学館. デジタル大辞泉: “狐の茶袋(キツネノチャブクロ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年5月31日閲覧。 “1 ホコリタケの別名。また、ツチグリの別名。 2 コミカンソウの別名。 3 植物ゴンズイの別名。 4 ムラサキケマンの別名。”
- ^ 福原達人. “コミカンソウなど”. 福岡教育大学 生物事務室. 福岡教育大学. 2023年5月31日閲覧。
- ^ 岩槻 2006, p. 328
- ^ “コミカンソウ Phyllanthus urinaria L. subsp. urinaria”. www.kahaku.go.jp. ホーム ≫ 研究と標本・資料 ≫ 研究活動 ≫ 総合研究 ≫ 日本の多様性ホットスポットの構造に関する研究 ≫ 琉球の植物 ≫ 琉球の植物データベース. 国立科学博物館. 2023年5月31日閲覧。 “和名:コミカンソウ。 和名別名:_____。 学名:Phyllanthus urinaria L. subsp. urinaria。 科名:ミカンソウ科。 広域分布:本州(東北南部)~九州, 小笠原諸島; アジアの熱帯~暖帯。 文献に基づく分布:琉球各島。”
- ^ “Phyllanthus urinaria L., [コミカンソウ (世界の植物相)]”. Pl@ntNet. PlantNet. 2023年5月31日閲覧。
- ^ a b c “ヒメミカンソウ”. 研究・社会連携機構 自然フィールドワークセンター. 岡山理科大学. 2023年5月31日閲覧。
- ^ 森田 & 村田 2000, pp. 246–248
- ^ “ハナコミカンボク Phyllanthus liukiuensis Matsum. ex Hayata”. www.kahaku.go.jp. 研究と標本・資料 ≫ 研究活動 ≫ 総合研究 ≫日本の多様性ホットスポットの構造に関する研究 ≫ 琉球の植物 ≫ 琉球の植物データベース. 国立科学博物館. 2023年5月31日閲覧。 “絶滅危惧カテゴリー(環境省)EN、同(沖縄県)CR、 文献に基づく分布=沖縄島(北部)”
- 1 コミカンソウとは
- 2 コミカンソウの概要
- 3 脚注
- Phyllanthus urinariaのページへのリンク