Koutecký–Levichプロット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 06:00 UTC 版)
「クーテキー・レビッチ式」の記事における「Koutecký–Levichプロット」の解説
電極表面が滑らかで平坦な回転円盤電極の場合、iMTはレビッチ式によりモデル化される。これをKoutecký–Levich式に代入すると、以下の式を得る。 ここで、変数は以下のように定義した。 BL はレビッチ定数 ω は電極の角速度 さまざまな回転速度において電流を測定した実験データをKoutecký-Levichプロットと呼ばれる図にすることで、反応電流を外挿することができる。Koutecký-Levichプロットは測定電流の逆数を縦軸に、角速度の平方根の逆数を横軸にとった散布図である。このプロット上で回帰直線のy切片を求めることにより反応電流が得られる。このy切片は回転速度を無限大とした極限に相当し、すなわち物質移動による制限がない極限を与える。したがって、Koutecký-Levich分析により反応定数koや対称性因子(英語版)αといった速度論パラメータを決定することができる。
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