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クリストファー・コロンブス

(Christopher Columbus から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 03:52 UTC 版)

クリストファー・コロンブス1451年 [注 1]- 1506年5月20日)は、大航海時代探検家航海者コンキスタドール奴隷商人。定説ではイタリアジェノヴァ出身[1]ランス・オ・メドーが発見されるまではキリスト教世界の白人としては最初にアメリカ海域へ到達したとされていた。


注釈

  1. ^ コロンブスは1470年10月31日付の公正証書において「満19歳」、ジェノヴァで開かれた裁判で1479年8月25日に証言した際に「満27歳」と述べており、これら2つの証言から1451年の8月26日から10月31日までの間に出生したと考えられる。(青木(1993)、p.444)
  2. ^ Christophorus Columbus
  3. ^ Christopher Columbus
  4. ^ イタリア語: Cristoforo Colombo
  5. ^ スペイン語: Cristóbal Colón
  6. ^ これはコロンブスがカトリック両王に送った手紙の断片をフェルナンドが記録したものにあるが、この説明には矛盾がある。航海当時20歳前後のコロンブスが船長を務めるには若すぎる事(笈川p23-24)、サルディニアで敵の艦隊が見つかったため北へ引き返そうとする船員たちを、方位磁針の文字板を南北逆にして騙し南へ向かったという点に、太陽の位置から船員らが方角を間違えるはずが無い(笈川p23-24ルケーヌp25-28)という点が指摘されている。しかしルケーヌは、スペインと敵対した行為を、しかも標的が「フェルナンディア号」であったことをスペインの「フェルナンド2世」が読む手紙に自らへの心象を傷つける可能性がありながら記している点から、脚色を含みつつも航海そのものは事実だったと推察している(ルケーヌp28-29)。
  7. ^ 笈川p27では「1478年から翌年」とあるが、同箇所には乗船が沈没しポルトガルに渡った時を「1476年8月」と明記しており、矛盾がある。
  8. ^ ルケーヌp32でルケーヌは、この海戦は本当はフランス・カタルーニャ連合に加わっていたカズノヴ・クーロン船長の私掠船にコロンブスが乗っていた際の戦いを指していたものを、同郷人の船を襲った良心の呵責から偽って1485年に起こった別の海戦の内容へ差し替えたと主張している。
  9. ^ 笈川p.98-100、ただし増田p.75では西アフリカ航海中に漂流者を拾い上げたとある。
  10. ^ 増田p.28では1483年末。
  11. ^ ラス・カサス『インディアス史』にある内容だが、これは後にスペイン王室と結んだサンタフェ条約とまったく同一であり、笈川(p45)はラス・カサスが誤った可能性を示唆している。
  12. ^ この行動について、ルケーヌp.50は亡き妻フェリパの姉妹が当地におり、その伝を頼ったという。同書では、修道院長のフアン・ペレス・デ・マルチェーネ神父はポルトガル人で、この姉妹と面識があった可能性を示唆している。
  13. ^ ルケーヌp.51によると「4月または5月」
  14. ^ 林屋、解説p.283(第1回会議は1486 年夏にコルドバにて、第2回は同年にサラマンカにて)に準拠する。増田p.33は1486年秋と1487年春と表記。笈川p.49は増田が示す場所のみ表記し、時期には触れず。
  15. ^ 委員長のタラベラが取った態度について、文献に差がある。増田p.33-34では「コロンブスに好意的」と言う。ところがルケーヌp.53では、サンタフェ条約締結後にタラベラはイサベル1世に手紙を送り、世界の果てを越えることは神に対する不遜な行為であり、コロンブスを異端審問にかけるよう主張したとある。
  16. ^ 増田p.34-36の内容に準ずる。笈川p.50ではジョアン2世はコロンブスを招待したが喜望峰の件で頓挫したと、林屋、解説p.283ではコロンブスはポルトガルに向かい再度謁見したが同じ理由で立ち消えになったとある。ルケーヌp.53-54では、手紙の返事にジョアン2世は旅券を送ったが、コロンブスは用心深くポルトガルに向かわなかったとある。
  17. ^ 天才パズル作家サム・ロイドは別に9つの点を4本の線でつなぐパズルなど2つを「コロンブスの卵」と名づけている(Nine dots puzzle)

出典

  1. ^ “【528年前の今日:コロンブス・デー】世界史から見る戦国時代・・・10月12日、アメリカ大陸の発見は先住民にとって侵略記念日”. BEST TiMES(ベストタイムズ). (2020年10月12日). https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/685493/ 2020年11月28日閲覧。 
  2. ^ 永吉, 林屋 (1965). “コロンボからコロンへ”. Hispanica / Hispánica 1965 (10): 61–70. doi:10.4994/hispanica1965.1965.61. https://www.jstage.jst.go.jp/article/hispanica1965/1965/10/1965_10_61/_article/-char/ja/. 
  3. ^ a b c d e 林屋、解説p.278-280 (1) 生い立ち
  4. ^ 増田p.17-22 海に出る
  5. ^ a b 笈川p.27-29 ポルトガル領、聖ヴィセンテ岬に漂着
  6. ^ a b c 林屋、解説p.280-282 (2) ポルトガルでの滞在
  7. ^ 笈川p.36-38 「ヴィンランド」伝説
  8. ^ a b 笈川p.40-42 名家の娘、フェリパと結婚
  9. ^ a b ルケーヌp.43-48 弟のように、彼も地図製作者になる
  10. ^ a b 増田p.23-27 ポルトガルとコロンブス
  11. ^ 「人物アメリカ史(上)」p15 ロデリック・ナッシュ著/足立康訳 新潮選書
  12. ^ 笈川p.38-39 「熱帯にも人が住んでいた」
  13. ^ 笈川p.116-118 ベハイムとコロンブスのかかわり
  14. ^ 笈川p.100-101 5つの根拠
  15. ^ 笈川p.126-128 実際の距離ははるかに長く
  16. ^ a b c d e f g 増田p.28-36 西廻り航海の構想
  17. ^ a b ルケーヌp.48-49 コロンブスはジョアン2世に、冒険を試みるために「許可状」と船を求めた
  18. ^ a b c 笈川p.45-48 ポルトガルからスペインへ
  19. ^ a b ルケーヌp.51-54 落胆と困窮のうちに、5年間の歳月が流れた
  20. ^ Christopher Columbus essay
  21. ^ a b 林屋、解説p.282-285 (3)スペインでの7年間
  22. ^ ナッシュp.21 スペインが賭ける
  23. ^ 笈川p.52-53 西航計画、実現
  24. ^ 林屋、訳注p.254-255 (6)
  25. ^ 増田p.37-42 イザベル女王の決断
  26. ^ Luis de Santangel”. JEWISH-AMWRICAN HALL OF FAME. 2010年3月15日閲覧。
  27. ^ ルケーヌp.58-60 これほど大それた冒険だというのに、資金の心細さは前代未聞だった
  28. ^ 完訳 コロンブス航海誌』Christopher,?-1506 Columbus, Yasuyuki Aoki, 康征 青木、平凡社、1993年9月、72、73頁。ISBN 4-582-48112-4OCLC 674490002https://www.worldcat.org/oclc/674490002 
  29. ^ a b ナッシュp.26
  30. ^ 『American Holocaust』(David Stannard, Oxford University Press, 1992)
  31. ^ a b ペンローズ(1985年)p.104
  32. ^ ペンローズ(1985年)p.16
  33. ^ ペンローズ(1985年)p.107
  34. ^ Q+A with Manuel Rosa, IT analyst at the Duke Comprehensive Cancer Center” (英語). Dukechronicle.com, Duke Student Publishing Company (2009年10月12日). 2014年1月7日閲覧。
  35. ^ ルケーヌp.154-155 コロンブスの卵の真実

脚注2

  1. ^ アントニオ・デ・ヘレラ『インディアス一般史』17世紀
  2. ^ ポルトガル王室付き歴史家ジョアン・デ・バロス(1496年 - 1570年)『アジア』
  3. ^ ラス・カサス『インディアス史』


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