魚類のクリプトビア症原虫とは? わかりやすく解説

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魚類のクリプトビア症原虫 [Cryptobia branchialis,C.carassii]

 中国ヨーロッパでソウギョなどのコイ科稚魚日本ではニジマス稚魚(えら)に標記前者原虫寄生しアメリカでは後者原虫キンギョ皮膚寄生して斃死(へいし)した例があるが、あまり問題にはならなかった。また、日本でも海産魚斃死した例でこの原虫原因であると考えられたこともある。
クリプトビアは鞭毛虫類の中の動物性鞭毛虫類属しキネトプラスト目ボド類である。形はほぼ三角形(3-7×5-20μm)で長短の2本の鞭毛をもって、2分裂増殖する長いほうの鞭毛宿主体表の上皮へ付着するが、体は宿主組織侵入しない
なお、外国知られているサケ科魚類コイ科魚類血液寄生病である血液鞭毛虫症の原虫もクリプトビア属の別種で、前者ではクリプトビア・サルモシチカ(Cryptobia salmocitica)で、後者ではトリパノゾーマボレリ(Trypanosoma borreli)である。




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