副作用
【概要】 多くの薬物は治療目的とは異なる作用がある。WHOは副作用を「疾病の予防、診断、治療、または生理機能を正常にする目的で医薬品を使用した時、人体に通常使用される量によって発現する、有害かつ予期しない反応」と定義している。薬物療法上での過誤、薬物乱用、および薬物中毒は、狭義の「副作用」ではない。患者は自分が飲んでいる薬の種類、期待される効果、飲み方、副作用と副作用が発生した時の対処の仕方を教えられなければならない。
【詳しく】 副作用は、それが使用量に関係があるかないかを判断する。過剰に使って出るのは薬理学的作用で有害作用である。薬剤をやめるか減らせば回避できる。使用量に関係がないのは薬物過敏症で、重篤なものが多い。予測は困難で、該当する薬剤をただちに中止する以外に回避法はない。的確な判断と処置が医師に要求される。添付文書での副作用の記載は、「使用上の注意の項」に記載されている。副作用の発現頻度は、0.1 % 未満を「稀に」、0.1~5%未満を「時に」と表現し、副詞がないものは「5% 以上または頻度不明」となっている。
- Adverse reactionのページへのリンク