Aスケール
英語 A scale
自動車の騒音レベルを測定する尺度のひとつ。音の大小は空気の密度変化の実効値で判定するが、人間の聴感は物理的な音圧レベルのほかに周波数や波形が影響するので、音の大きさをできるだけ人間の感覚に近似させるために、音圧計に聴感補正回路を組み入れて用いる。補正回路にはA特性、B特性、C特性の3つがあるが、B特性はほとんど使用されない。A特性は約40ホン(dB)の等感曲線に合わせたもので、もっとも人間の聴覚に近いとされ、自動車の車外騒音測定法では、A特性での測定値を指す。AスケールはA特性の補正での測定値を呼ぶ言葉。ちなみにCスケールは85ホン以上の等感曲線に対応している。つまり、音の振動数の高いほうはCを使って測定する。
参照 デシベル、ホン ※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。
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