4Kリマスター版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 09:35 UTC 版)
本作は現存フィルムを元に4K解像度で修復が行われた。東宝の保管庫を調査した際にオリジナルネガが発見できなかったため、最も状態の良かったマスターポジ(オリジナルネガを焼いたもの)とデュープネガ(マスターポジの複製)が用いられた。マスターポジには繰り返しデュープネガを作った影響で傷や洗浄不可能なホコリがあり、部分によっては数コマ欠損している場合もあった。修復作業では3種類のソフトウェアを使い分けて傷や汚れを消したり、欠損したコマに前後のコマを合成するなどが行われた。さらに音声もフィルムに焼き付けられている音声画像を直接デジタルに変換する方法で取り込み、ノイズを除去することで原音に近いものを再現している。 4Kリマスター版は、2016年2月23日に関係者向けに公開されたあと、9月の第73回ヴェネツィア国際映画祭のクラシック部門で上映され、10月8日から午前十時の映画祭で一般公開された。野上照代は4Kリマスター版を見て、「黒澤さんにも見せたかった」と目に涙を浮かべながら語り、音声修復について「三船ちゃんもセリフがわからないって言われていて、かわいそうだった。(リマスター版では)よく分かりますね」と述べている。
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4Kリマスター版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 14:06 UTC 版)
2018年12月1日、先述した高精細の4Kリマスター版が制作、『4Kでよみがえるあの番組』内で放送を開始した。本編後には『新日本紀行ふたたび』と同様に舞台となった日本各地をもう一度訪れて、当時との歴史を比較していくミニコーナーが設けられている。2019年度までNHK BS4Kのみ放送。2020年度よりBSプレミアムでの放送を開始、2021年度に番組名を『よみがえる新日本紀行』に変更している。また、2021年度より総合テレビでの放送を開始し、同チャンネルで放送された『よみがえる新日本紀行』はNHKプラスでの見逃し配信を実施している。
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