3歳・ケンタッキーダービー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/30 02:02 UTC 版)
「ジャコモ (競走馬)」の記事における「3歳・ケンタッキーダービー」の解説
年が明けた3歳シーズンはシャムステークス(3着)から始動し、サンフェリペステークス2着、サンタアニタダービー4着をはさんでケンタッキーダービーへと挑戦した。この年はウッドメモリアルステークスを17馬身差で圧勝したベラミーロード、アーカンソーダービーを8馬身差で優勝したアフリートアレックスなどが人気を集め、ジャコモは20頭中の14番人気とほとんど蚊帳の外であった。 ジャコモはゲートが開いた直後は後方につけ、バックストレッチに入ってから徐々に順位を上げ、第3コーナー手前で先頭集団のやや後ろに位置取った。そして最後の直線、馬群の外に割り出して進出、前方のクロージングアーギュメントとアフリートアレックスを2分の1馬身差で差し切ってゴール、大金星を飾った。このときのジャコモの単勝倍率は約51倍で、これはケンタッキーダービー史上2番目に大きな配当額であった。 翌戦プリークネスステークスでは評価が急上昇して3番人気に推されるが、アフリートアレックスから約9馬身離された3着に敗れた。このとき、主戦騎手のスミスはジャコモの呼吸に異常が見られたことをのちに語っている。続くベルモントステークスではさらに大きく敗れて7着に終わり、その年のエクリプス賞3歳牡馬部門も二冠馬となったアフリートアレックスに奪われた。 ベルモントステークスのあと、ジャコモは休養に入ってそのまま3歳シーズンを終了、翌年の現役続行を目指した。一方でアフリートアレックスは故障により引退している。
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