2006年イタリアグランプリとは? わかりやすく解説

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2006年イタリアグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/23 18:59 UTC 版)

 2006年イタリアグランプリ
レース詳細
日程 2006年シーズン
決勝開催日 9月10日
開催地 モンツァ・サーキット
コース長 5.793km
レース距離 307.029km
決勝日天候 晴れ
ポールポジション
ドライバー
タイム 1.21.484
ファステストラップ
ドライバー キミ・ライコネン
タイム 1:22.559
決勝順位
優勝
2位
3位

2006年イタリアグランプリ (LXXVII Gran Premio Vodafone d'Italia) は、2006年F1世界選手権の第15戦として、2006年9月10日にモンツァ・サーキットで開催された。

レース後にミハエル・シューマッハは2006年シーズンをもって引退すると発表した。ロバート・クビサはF1デビューから3戦目にして初の表彰台を獲得した。このレースはFIAによるハイスピードバリアーが導入された初のレースであった。システムは第2シケインのランオフエリア後端および「パラボリカ」に設置された[1]。また、クリスチャン・クリエンレッドブルにおける最後のレースであった。

金曜フリー走行

チーム 国籍 ドライバー
ウィリアムズ-コスワース アレクサンダー・ヴルツ
ホンダ アンソニー・デビッドソン
レッドブル-フェラーリ ロバート・ドーンボス
BMWザウバー セバスチャン・ベッテル
スパイカーMF1-トヨタ ジョルジオ・モンディーニ
トロ・ロッソ-コスワース ニール・ジャニ
スーパーアグリ-ホンダ フランク・モンタニー

予選

From:[2]

順位 国籍 ドライバー コンストラクター Q3 Q2 Q1
1 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 1:21.484 1:21.349 1:21.994
2 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 1:21.486 1:21.353 1:21.711
3 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 1:21.653 1:21.425 1:21.764
4 フェリペ・マッサ フェラーリ 1:21.704 1:21.225 1:22.028
5 ジェンソン・バトン ホンダ 1:22.011 1:21.572 1:22.512
6 ロバート・クビサ BMWザウバー 1:22.258 1:21.270 1:22.437
7 ペドロ・デ・ラ・ロサ マクラーレン-メルセデス 1:22.280 1:21.878 1:22.422
8 ルーベンス・バリチェロ ホンダ 1:22.787 1:21.688 1:22.640
9 ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 1:23.175 1:21.722 1:22.486
10 フェルナンド・アロンソ* ルノー 1:25.688 1:21.526 1:21.747
11 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1:21.924 1:22.093
12 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ-コスワース 1:22.203 1:22.581
13 ラルフ・シューマッハ トヨタ 1:22.280 1:22.622
14 デヴィッド・クルサード レッドブル-フェラーリ 1:22.589 1:22.618
15 スコット・スピード トロ・ロッソ-コスワース 1:23.165 1:22.943
16 クリスチャン・クリエン レッドブル-フェラーリ 1:22.898
17 ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ-コスワース 1:23.043
18 クリスチャン・アルバース スパイカーMF1-トヨタ 1:23.116
19 マーク・ウェバー ウィリアムズ-コスワース 1:23.341
20 ティアゴ・モンテイロ スパイカーMF1-トヨタ 1:23.920
21 佐藤琢磨 スーパーアグリ-ホンダ 1:24.289
22 山本左近 スーパーアグリ-ホンダ 1:26.001

  • * フェルナンド・アロンソはQ3で1:21.829のタイムを記録したが、フェラーリのフェリペ・マッサの予選を妨害したとスチュワードが判定し、Q3のタイムが削除された。結果として5番手から10番手へ降格となった[3]

決勝

展開

スタートはライコネンがトップ、シューマッハはBMWザウバー勢と激しい争いを演じるものの2位をキープする。シューマッハはいつものようにピットインでライコネンと順位を逆転させ首位に躍り出る。

終盤は3位表彰台をかけてクビサ、アロンソ、マッサの争いになる。予選10番グリッドからのアロンソはライバルとピットインで順位を入れ替え3位にまでポジションを上げるものの、残り10周というところでアロンソのルノーからは白い煙が吹きあがり、リタイヤとなった。マッサもタイヤを痛めピットインし、入賞圏外にまで落ちた。

シューマッハは通算90勝目を挙げ、表彰式で「モンツァでレースをするのはこれが最後になる」と、現役引退を発表した。2位のライコネンが来シーズンフェラーリ入りすることも発表された。クビサの入賞と表彰台は自身初であり、同時にポーランド人初の表彰台、入賞となった。

レース結果

From [4]:

順位 No 国籍 ドライバー チーム 周回 タイム グリッド ポイント
1 5 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 53 1:14:51.975 2 10
2 3 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 53 +8.046 secs 1 8
3 17 ロバート・クビサ BMWザウバー 53 +26.414 secs 6 6
4 2 ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 53 +32.045 secs 9 5
5 12 ジェンソン・バトン ホンダ 53 +32.685 secs 5 4
6 11 ルーベンス・バリチェロ ホンダ 53 +42.409 secs 8 3
7 8 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 53 +44.662 secs 11 2
8 16 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 53 +45.309 secs 3 1
9 6 フェリペ・マッサ フェラーリ 53 +45.995 secs 4
10 9 マーク・ウェバー ウィリアムズ-コスワース 53 +72.602 secs 19
11 15 クリスチャン・クリエン レッドブル-フェラーリ 52 +1 lap 16
12 14 デヴィッド・クルサード レッドブル-フェラーリ 52 +1 lap 14
13 21 スコット・スピード トロ・ロッソ-コスワース 52 +1 lap 15
14 20 ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ-コスワース 52 +1 lap 17
15 7 ラルフ・シューマッハ トヨタ 52 +1 lap 13
16 22 佐藤琢磨 スーパーアグリ-ホンダ 51 +2 laps 21
17 19 クリスチャン・アルバース スパイカーMF1-トヨタ 51 +2 laps 18
リタイア 18 ティアゴ・モンテイロ スパイカーMF1-トヨタ 44 ブレーキ 20
リタイア 1 フェルナンド・アロンソ ルノー 43 エンジン 10
リタイア 4 ペドロ・デ・ラ・ロサ マクラーレン-メルセデス 20 エンジン 7
リタイア 23 山本左近 スーパーアグリ-ホンダ 18 ハイドロリック 22
リタイア 10 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ-コスワース 9 ドライブシャフト 12

第15戦終了時点でのランキング

  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

参照

  1. ^ The High Speed Safety Barrier FIA.com. Retrieved 4 October 2006
  2. ^ Domenjoz, Luc et al.. Formula One Yearbook 2006-2007. Chronosports S.A.. p. 182. ISBN 2-84707-110-5 
  3. ^ Alonso punished for blocking Massa”. 2007年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年9月8日閲覧。
  4. ^ a b c Domenjoz, Luc et al.. Formula One Yearbook 2006-2007. Chronosports S.A.. p. 189. ISBN 2-84707-110-5 
前戦
2006年トルコグランプリ
FIA F1世界選手権
2006年シーズン
次戦
2006年中国グランプリ
前回開催
2005年イタリアグランプリ
イタリアグランプリ 次回開催
2007年イタリアグランプリ



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