2005年5月 - 2007年5月
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「次世代型作家のリアル・フィクション」の記事における「2005年5月 - 2007年5月」の解説
2005年5月、再び『S-Fマガジン』で特集(「ぼくたちのリアル・フィクション2」)が組まれ、翌月にはリアル・フィクション再開第1弾として新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー 1』、桜坂洋『スラムオンライン』が発売になる。この頃から「リアル・フィクション」という言葉自体が注目を浴びるようになり、この年の秋の京都SFフェスティバルでは「リアル・フィクションとは何か?」という題のトークセッションが行われた。そこでは「リアル・フィクション」の実作者である新城カズマ、桜坂洋、桜庭一樹およびこのレーベルの命名者である塩澤快浩が「リアル・フィクション」の定義について討論した。2005年には『サマー/タイム/トラベラー』(全2巻)、『スラムオンライン』、小川一水『老ヴォールの惑星』、仁木稔『スピードグラファー』(全3巻)、桜庭一樹『ブルースカイ』が刊行された。このうち『スピードグラファー』はアニメのノベライズ小説である。 その後、刊行が1年ほど開くが、2006年の年末から年始にかけて、冲方丁『マルドゥック・ヴェロシティ』(全3巻)、坂本康宏『逆境戦隊バツ』(全2巻)、海猫沢めろん『零式』が刊行される。その後、2007年4月に仁木稔『グアルディア』(上下)、5月に同じく仁木稔の『ラ・イストリア』が刊行されている。2003年5月からこの時までの4年間で、「次世代型作家のリアル・フィクション」は計14作品29冊が刊行された。
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