【11式短距離地対空誘導弾】(ひとひとしきたんきょりちたいくうゆうどうだん)
2011年に防衛省が制式採用した短射程地対空ミサイル。
陸上自衛隊・航空自衛隊で使用されてきた、81式短SAMの後継として、「短SAM(改II)」の仮称で開発された。
なお、航空自衛隊向けの製品は「基地防空用地対空誘導弾」という名称がつけられている。
本システムは、4連装キャニスター式発射機と射撃統制装置で構成されており、発射機は陸上自衛隊では73式大型トラックに、航空自衛隊では高機動車に搭載して運用される予定である。
誘導弾の特徴は、従来の81式では対処できなかった超音速・小型の空対地ミサイルや巡航ミサイルにも対処可能になっていることである。
11式短距離地対空誘導弾
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11式短距離地対空誘導弾(ひとひとしきたんきょりちたいくうゆうどうだん)は、防衛省技術研究本部が開発した短距離防空用地対空ミサイルシステム。陸上自衛隊と航空自衛隊で取得が開始されている。
- ^ 『陸上自衛隊装備百科2016-2018』イカロス出版、2016年4月16日、69頁。
- ^ “近SAM化される基地防空用地対空誘導弾(改)”. Yahoo!ニュース. (2021年11月27日) 2022年7月31日閲覧。
- ^ a b 技術研究本部60年史 - Ⅱ 技術研究開発 - 5 技術開発官(誘導武器担当), 6-7頁
- ^ 平成22年度 事後の段階の事業評価 短SAM(改Ⅱ)/基地防空用地対空誘導弾 主旨
- ^ 平成22年度 事後の段階の事業評価 短SAM(改Ⅱ)/基地防空用地対空誘導弾 本文
- ^ 平成22年度 事後の段階の事業評価 短SAM(改Ⅱ)/基地防空用地対空誘導弾 資料
- ^ 平成22年度ライフサイクルコスト管理年次報告書41頁(防衛省公式サイト)
- ^ 平成23年度防衛予算の概要(防衛省公式サイト)
- ^ 11式短距離地対空誘導弾/基地防空用地対空誘導弾
- ^ 予算等の概要
- ^ a b +は補正予算分
- ^ a b 補正予算分を含まず
- ^ 令和3年度 政策評価書(事前の事業評価)基地防空用地対空誘導弾(改)及び新近距離地対空誘導弾 防衛省
- 1 11式短距離地対空誘導弾とは
- 2 11式短距離地対空誘導弾の概要
- 3 後継システム
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