412
412
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/28 08:05 UTC 版)
1985年モデルではエンジンが再度、512BBと同じ 内径φ82mm×行程78mmの4,943ccまで拡大され、名称は1気筒当たりの排気量の増大に合わせて412に変更された。この排気量拡大に伴い最高出力は400GTと同じ340PSに回復した。またトランクスペースを嵩上げするため若干ながらボディ後端がハイデッキ化された。内装の意匠も400iから若干変更されており、より近代的な印象を受ける。また、ボッシュ製のABSが、フェラーリで初めて装備された。日本にはオートマチック仕様のみ輸入された。 1989年に生産は終了し1990年以降のカタログから消えたが、1992年に登場した全く新しい設計の456GTがその需要層を継承した。基本的に同じ設計で18年間も生き永らえたのは、エレガントなスタイリング、全面上質なレザー張りの豪華なインテリア、そしてデイトナの生産終了後フェラーリ唯一となったV型12気筒エンジンの魅力によるものであった。
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