41150 - ベルリン・ド・ボヤージュ
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「ブガッティ・タイプ41」の記事における「41150 - ベルリン・ド・ボヤージュ」の解説
6号車のシャーシーナンバーは41150でベルリン・ド・ボヤージュの名称で知られている。 この車も売られる事なくブガッティが所有していた。 第二次世界大戦中、ナチスに徴用されるのを避けるため、エルメノンヴィルのブガッティ家の自宅にあった41100と41141と共にレンガを積み上げて隠蔽された。 1950年夏、41141と共にブリックス・カニンガムに売却され、修復された上で1951年に納車された。 2台がアメリカに到着した後、カニンガムは1952年のはじめに41150をキャメロン・ペックに約6,500ドルで売却した(コレクターカーとして当時の史上最高額だったため、カニンガムは相当な利益を得る事ができた)。 その後、この車はハーラー・コレクションに納められることになる。1986年にハーラーオークションでテキサス州ヒューストンの不動産開発業者ジェリー・J・ムーア(英語版)が650万ドルで落札し、1年間保管した後トム・モナハンに570万ポンド(810万ドル)で売却した。 1991年、ドミノ・ピザの創業者トム・モナハン(英語版)は41150を800万ドルで売却したが、1987年のジェリー・J・ムーアからの購入価格570万ポンドを下回った。 この車はカリフォルニア州ダンビルにあるブラックホーク・コレクション(英語版)に売却され、展示された。 後にブラックホーク博物館によって「匿名の購入者」に売却された。購入者としてフォルクスワーゲンや韓国人投資家の名前が挙がったが真相は不明である。
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