黄 健中
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:26 UTC 版)
黄一家のリーダー。うだつの上がらない台湾での生活に嫌気がさし、一旗あげるために日本に密入国してきた。腕っ節も強く頭の回転も速い。東京に流れ着いた後は自身と同じような境遇の男を集めて黄一家を結成した後、伊能に利用されていることに気付きながらも彼の協力を得て勢力を拡大する。後に最愛の女性である少紅と日本で再会するが、自身の目的のために別れる決断をした。しかし、少紅が山城組系の組員によって薬物中毒にされた上に愛人にさせられていることを知り、いざこざの末にその組員を殺害する。その後は前述の事件と伊能の指示を受けて山城組組長の西条と若頭の須藤を暗殺するが、伊能の密告により本郷に隠れ家を突き止められて仲間を皆殺しにされる。最期は本郷に少紅の助命を頼み、彼との一騎打ちの末に死亡した。死後、彼の遺骨は少紅に引き取られた。
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