鶉衣

デジタル大辞泉

うずら‐ごろも〔うづら‐〕【^×鶉衣】

読み方：うずらごろも

《ウズラの羽がまだらであるところから》継ぎはぎのしてある着物。ぼろな着物。うずらぎぬ。うずらのころも。

「錦繍(きんしゅ)のかさね引きかへ、いつの間に—と綻(ほころ)びて」〈浄・五枚羽子板〉

[補説] 書名別項。→鶉衣

うずらごろも〔うづらごろも〕【鶉衣】

読み方：うずらごろも

江戸後期の俳文集。4編12冊。横井也有著。前編は天明7年（1787）刊、後編は翌天明8年（1788）刊。続・拾遺編は文政6年（1823）刊。也有の俳文をほとんど全部網羅しており、その軽妙自在な文体は古来俳文の一典型とされる。

じゅん‐い【^×鶉衣】

読み方：じゅんい

《子夏は貧しく、着ている衣服が破れていたのを鶉にたとえた「荀子」大略の故事から》継ぎはぎだらけの衣。みすぼらしい衣服。弊衣。うずらごろも。

歴史民俗用語辞典

鶉衣

読み方：ウズラゴロモ（ｕｚｕｒａｇｏｒｏｍｏ）

江戸時代の俳文集。横井也有著。

季語・季題辞典

鶉衣

読み方：ウズラゴロモ（ｕｚｕｒａｇｏｒｏｍｏ）

褐色の衣のこと

季節 秋

分類 人事

古典文学作品名辞典

鶉衣

読み方：ウズラゴロモ（ｕｚｕｒａｇｏｒｏｍｏ）

分野 俳文集

年代 江戸後期

作者 横井也有

ウィキペディア

鶉衣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/02/29 15:41 UTC 版)

鶉衣（うずらごろも）とは江戸期の俳文集である。作者は横井也有。作者の死後、大田南畝により前編が1787年（天明7年）、後編が翌1788年（天明8年）に出版された。さらに石井垂穂により続編と拾遺が1823年（文政6年）に出版されている。

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鶉衣

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 11:18 UTC 版)

この単語の漢字
鶉	衣
じゅん 表外漢字	い 第四学年
音読み	音読み

発音

じゅ↘んい

名詞

鶉衣 (じゅんい)

1. 継ぎはぎだらけの服。

由来

『荀子』大略