電磁騒音
チョッパーやインバーターなどの高電況のスイッチング作用によって発生する電磁気的な騒音(ノイズ)をいう。広義的には、モーター、コントローラーなどから直接発生する騒音や、電波雑音のかたちでラジオノイズやそのほか通信機器、医療機器などへの影響である。前者の場合は、独特の騒音が車外や車内で開くことができる。直流チョッパーの初期では、ボディ鉄板の近傍に主回路電線を置くと共振が起きることもあったが、最近ではインバーター周波数の選定、適切なフィルターの設置、機器や機器間電力線、通信線のシールドなどの工夫によって、室内でもほとんど気にならないレベルに改善されている。後者については、携帯電話で論議されているように、生体や心臓のペースメーカーへの影響など、今後の研究が必要である。
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