雲のレパートリー
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1963年3月、ウィリアム・シェイクスピア作、福田の翻訳・演出による『夏の夜の夢』を旗揚げ公演として、「劇団雲」はスタートを切った。シェイクピア訳者の第一人者である福田による舞台は高い評価を受け、シェイクスピア劇は「雲」のレパートリーの支柱になった。この他、ユージン・オニール、バーナード・ショーなど、当時の日本の演劇界においてはほとんど取り上げられていなかった作家の作品を上演したり、マイケル・ベントール、ジャン・メルキュールら、海外の演出家を招いて演出させるなど、既存の新劇劇団にはなかった新しい試みも積極的に行っている。また、遠藤周作、安岡章太郎ら著名な小説家に戯曲を依頼し上演するなど、海外戯曲にとらわれず、国内の作家による創作劇にも力を入れていた。
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