阪急電鉄の車両形式とは? わかりやすく解説

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阪急電鉄の車両形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 04:08 UTC 版)

阪急電鉄の車両形式(はんきゅうでんてつのしゃりょうけいしき)は、阪急電鉄に在籍する鉄道車両と、阪急電鉄や改称前の京阪神急行電鉄、その前身の各社に在籍した鉄道車両についての記事である。


注釈

  1. ^ もっとも同じ車体規格の南大阪線やその支線の線路幅は1067mmと他の路線と異なるほか、伊賀線伊賀鉄道に分社化)や内部線八王子線四日市あすなろう鉄道に分社化)、北勢線三岐鉄道に譲渡)のように車体規格・線路幅とも異なる路線も残ってはいる。
  2. ^ 名古屋市営地下鉄に直通する車両はほかの車両と異なる4扉車で車体長が長くなっている。
  3. ^ 阪急や阪急系列の神戸電鉄では車両を新規製造することを「建造」と表現する(9000系 - 阪急公式の車両図鑑にも記されている)。
  4. ^ 機器単位では近畿日本鉄道南海電気鉄道と取引がある。
  5. ^ この他、機器のみだが神戸市交通局とも取引がある。
  6. ^ アルナ工機から車両保守事業と路面電車製造事業を継承した。
  7. ^ 制御装置を東芝製で統一しているケースは、東海旅客鉄道(JR東海。ただし在来線のみであり、新幹線では富士電機製や日立製作所製も混在)の例がある。また、制御装置を東洋電機製造製で統一しているケースは、京阪電気鉄道京成電鉄の例がある。
  8. ^ ホストコンピュータは東芝としては自社製品がない。
  9. ^ 5200系以前の神宝線は東芝製であり、現在は能勢電鉄に譲渡された1700系(元阪急2000系)に残るのみとなっている
  10. ^ 在阪の大手私鉄で、車両に三菱電機の製品を全く使用していないのは阪急のみとなっている(主回路装置は阪神・近鉄、補助電源装置は近鉄、主電動機は近鉄・南海、冷房機は阪急以外の4社が使用)。
  11. ^ 1993年 - 1997年にかけて、8000系列で前面窓が少し傾斜したスタイルが採用されたものの、9300系からは前面窓は再度垂直に戻っている。
  12. ^ これ以外では1992年から2年間、マルーンのメタリック分を増やした試験塗装が登場した例がある。
  13. ^ 南海電気鉄道関西国際空港への乗り入れ、京阪電気鉄道中之島線の開業を機に車体色を大幅に変更している。阪神電気鉄道阪神・淡路大震災以降に登場した5500系以降、形式ごとに車体色が変遷しているほか、近畿日本鉄道も時期によって車体色に変遷が見られる。
  14. ^ 事業用車両では救援車の4050形が黒一色(前面に黄色の警戒色)の例がある。
  15. ^ 2001年3月24日のダイヤ改正で一旦消滅後、2011年5月14日ダイヤ改正より、快速特急「京とれいん」にて復活。
  16. ^ ただし、2両編成を2編成連結した4両編成での運用は存在する。なお、直通運転先の能勢電鉄線では一部区間で2両編成での営業運転が行われている。
  17. ^ 8両編成時代の6300系も、女性専用車両導入以降は号車番号を付与していた。
  18. ^ 2000系車内2300系車内6300系車内3000系車内の各画像を参照。かつては旗を差し込むためのスタンドが取り付けられていた。
  19. ^ 堺筋線に乗り入れる列車でのみ使用しており、阪急線内のみを走行する列車では使用せず他の車両と同様に標識板を使用していたが、「梅田」などの表示も用意されていた。現在の阪急の車両で、正面の種別表示と行先表示の配置が他社と逆になっているのは、この当時の名残とされている。
  20. ^ 同様の配置は、阪急・能勢電鉄以外の他社ではJR東海キハ25形気動車(1000・1500番台、フルカラーLED表示)やJR西日本キハ120形気動車に見られる程度である。
  21. ^ こちらも朝夕のラッシュ時や早朝深夜には8両編成のロングシート車両が充当される。
  22. ^ 8000系の8002F(Classic8000)は先述のように神戸方2両が転換クロスシート車両だが、他形式と共通運用である
  23. ^ 阪神1000系・阪神9000系・山陽6000系はオールロングシートだが、阪神の2形式は近鉄線への直通、山陽6000系は普通列車への使用が主である。
  24. ^ 1949年に今津線暴走事故で阪急の車両が阪神の路線を走行したことがある。
  25. ^ 長く継承してきたマルーンカラーの車体色や木目調の内装デザインなどが選定の理由。なお、受賞決定のポスターには1300系(2代)が掲載されているが、同系が受賞したわけではない。
  26. ^ 5200系は登場時に冷房車お披露目のため宝塚線で、その後は阪神淡路大震災の一時期のみ箕面線で運用実績があった。2200系は6000系に編入後、一部の車両が宝塚線・箕面線で運用されている。

出典

  1. ^ 篠原丞「阪急クロスシート車の系譜2」『鉄道ファン』2004年2月号、123頁。
  2. ^ 山口益生『阪急電車』167頁。
  3. ^ 篠原丞「京都線 車両・運転のエピソード」『鉄道ピクトリアル』2017年4月号、63頁
  4. ^ 篠原丞「京都線 車両・運転のエピソード」『鉄道ピクトリアル』2017年4月号、64頁
  5. ^ 「阪急電鉄1000・1300系」『鉄道ファン』2014年2月号、69頁
  6. ^ 『日本の私鉄 阪急』1998年
  7. ^ “2023年阪急電鉄カレンダー「マルーンの疾風(かぜ)」10月8日から発売!非売品の阪急電車グッズが当たるキャンペーンも”. TOKK(トック)えき、まち、くらし。阪急沿線おでかけ情報. (2022年9月22日). https://tokk-hankyu.jp/articles/train/17707/ 2022年11月11日閲覧。 
  8. ^ a b 日本鉄道運転協会『運転協会誌』1975年11月号座談会「ワンハンドルを使って」pp.20 - 24。
  9. ^ 鉄道友の会会報『RAIL FAN』2010年4月号より。
  10. ^ 山口益生「阪急電鉄での半世紀」『鉄道ピクトリアル』2010年8月臨時増刊号、電気車研究会。117頁。
  11. ^ 山口益生「阪急電鉄での半世紀」113頁。『鉄道ピクトリアル』2010年8月臨時増刊号、株式会社電気車研究会。
  12. ^ a b 篠原丞「阪急電鉄 現有車両プロフィール」251 - 252頁。『鉄道ピクトリアル』2010年8月臨時増刊号、株式会社電気車研究会。
  13. ^ 阪急 8000系8007×8Rがリニューアル工事施工! オールロングシートに - 『鉄道ホビダス』ネコ・パブリッシング 鉄道投稿情報局 2022年1月8日
  14. ^ 「8000系のデザインについて」 山口益生 『阪急8000』 レイルロード、1990年、p.24。
  15. ^ レイルロード『阪急新1000』65頁、2014年。
  16. ^ あれ?阪神線路に阪急車両 史上初、ファン興奮”. 神戸新聞NEXT. 神戸新聞社 (2014年7月17日). 2016年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月19日閲覧。
  17. ^ 阪急5100系が阪神尼崎へ - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2014年7月14日掲載
  18. ^ 京都の名所や旧跡をあしらったラッピング列車の愛称は・・・ 「古都」 (PDF) - 阪急電鉄、2015年3月17日
  19. ^ 阪急神戸線・宝塚線に沿線の観光スポットなどをあしらったラッピング列車が登場します! (PDF) - 阪急電鉄、2015年10月20日
  20. ^ 神戸線・宝塚線・京都線に沿線の観光スポットなどを新たにデザインしたラッピング列車が登場します (PDF) - 阪急電鉄、2015年3月17日
  21. ^ ~阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト10周年記念~ 国や自治体・企業・市民団体と連携してSDGsの啓発メッセージを発信する「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」を運行します (PDF) - 阪急電鉄、2019年4月24日
  22. ^ 装飾列車「スヌーピー&フレンズ号」運行決定! (PDF) - 阪急電鉄、2016年8月29日
  23. ^ 大人気絵本キャラクター「くまのがっこう」と阪急電鉄のコラボレーション企画がはじまります 第1弾 「えほんトレイン ジャッキー号」を運行します (PDF) - 阪急電鉄、2019年6月14日
  24. ^ 阪急電車とリラックマのコラボレーショングッズ 第2弾 発売決定! 7月18日から「リラックマ×阪急電車」グッズ 第2弾を発売します (PDF) - 阪急電鉄、6月24日
  25. ^ 阪急電鉄×「すみっコぐらし」コラボレーション企画がはじまります (PDF) - 阪急電鉄、2020年8月21日
  26. ^ [1]
  27. ^ [2]
  28. ^ ブルーリボン賞・ローレル賞 - 鉄道友の会
  29. ^ 「阪急電車のデザイン」がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞 - 阪急電鉄、2022年10月7日
  30. ^ 鉄道車両[阪急電車のデザイン]受賞対象一覧 - GOOD DESIGN AWARD
  31. ^ Twitter阪急電鉄【公式】アカウントの、2022年10月7日付のツイート”. 2022年12月17日閲覧。
  32. ^ 『大手私鉄車両ファイル2021』、『鉄道ファン』2021年8月号付録、交友社。
  33. ^ 新型車両 1000系・1300系 を この秋より導入します! 〜「静かさ」と「省エネルギー性能」を追求〜 (PDF) の3ページ目の主要車両諸元の車種、車両番号参照。
  34. ^ 能勢電鉄7200系車両の導入について (PDF) - 能勢電鉄、2018年2月20日
  35. ^ 春の嵐山へは便利な直通列車で! (PDF) - 阪急電鉄、2019年3月20日
  36. ^ 阪急6000系6002編成が能勢電鉄に移籍 鉄道ファン、2014年8月12日
  37. ^ 能勢電鉄5100系車両 営業運転の開始日及び導入記念イベントについて (PDF) - 能勢電鉄、2015年2月18日
  38. ^ 観光特急『京とれいん 雅洛』 3月23日(土)いよいよ運行開始! (PDF) - 阪急電鉄、2019年2月8日
  39. ^ a b c d e f g 新型車両2300系・2000系を2024年夏より導入します” (PDF). 阪急電鉄. 2023年10月6日閲覧。
  40. ^ 阪急電鉄の陣 第二戦 -鉄オタ選手権-”. NHK. 2024年3月8日閲覧。
  41. ^ 【阪急沿線おしらべ係 第59回】新型車両2300系のデビューまでの裏側をレポート!”. 阪急電鉄. 2024年4月21日閲覧。
  42. ^ a b ~ 日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ ~当社初の座席指定サービスの名称を『PRiVACE(プライベース)』に決定!” (PDF). 阪急電鉄. 2023年11月27日閲覧。
  43. ^ a b “阪急の豪華な座席指定車の“最終形”とは? 既存車両への組み込みは「あくまで一時的」”. 乗りものニュース. (2023年11月24日). https://trafficnews.jp/post/129500 2023年11月27日閲覧。 





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