長谷川式認知症スケールとは? わかりやすく解説

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はせがわしき‐にんちしょうスケール〔はせがはシキニンチシヤウ‐〕【長谷川式認知症スケール】


長谷川式認知症スケール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 23:33 UTC 版)

長谷川式認知症スケール(はせがわしきにんちしょうスケール)とは、長谷川和夫によって作成された簡易的な知能検査であり、主に認知症患者のスクリーニングのために用いられる。言語性知能検査であるため、失語症・難聴などがある場合は検査が困難となる。日本においては、MMSEと並んでよく用いられる。かつては長谷川式簡易知能評価スケール(はせがわしきかんいちのうひょうかスケール、HDS-R)と呼ばれていたものの、2004年4月に痴呆症から認知症へ改称されたことに伴い、現在の名称に変更されている。認知症のスクリーニングとして用いられる場合は、およそ10~15分を要する。1974年に公表され、1991年に改訂版が公表された[1]


  1. ^ 読売新聞 2019年8月18日 7面掲載
  2. ^ 長谷川 和夫、今井 幸充 『老年痴呆とは何か (看護セミナー・ブックレット9)』 p.31 日本看護協会出版会 1990年10月10日発行 ISBN 4-8180-0206-2
  3. ^ 長谷川 和夫、今井 幸充 『老年痴呆とは何か (看護セミナー・ブックレット9)』 p.30 日本看護協会出版会 1990年10月10日発行 ISBN 4-8180-0206-2
  4. ^ 認知症医療の第一人者が語る「みずから認知症になってわかったこと」〜ありのままを受け入れるしか仕方がない』(長谷川和夫)、文春オンライン、2018年5月6日。(『文藝春秋』2018年4月号)
  5. ^ 認知症医療の第一人者が語る「みずから認知症になってわかったこと」〜ありのままを受け入れるしか仕方がない』(長谷川和夫)、文春オンライン、2018年5月6日。(『文藝春秋』2018年4月号)


「長谷川式認知症スケール」の続きの解説一覧

長谷川式認知症スケール(HDS-R)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:13 UTC 版)

認知症」の記事における「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」の解説

長谷川和夫によって作成され認知症診断のための簡易スケールで、現在日本で最も広く使用されている。かつては長谷川式簡易知能評価スケール」と呼ばれていたが、2004年4月痴呆症から認知症改称されたことに伴い現在の名称に変更されている。自分年齢現在の日付現在位置物の名称、簡単な引き算などの9つ設問からなり最高得点30点であり20点以下を認知症疑いありとする。あくまで簡易スクリーニング検査であり、認知症との判断下した重症度分類の際には使用されない参考となる平均点は非認知症は24.3±3.9点、軽度は19.1±5.0中等度15.4±3.7、やや高度10.7±5.4、非常に高度4.4±2.6とされている。

※この「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」の解説は、「認知症」の解説の一部です。
「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」を含む「認知症」の記事については、「認知症」の概要を参照ください。

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