避難坑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 19:52 UTC 版)
上下線のトンネルの中間に平行して避難坑(避難用トンネル)が存在している。このトンネルは、建設時に地質調査や本トンネル建設作業のための先進導坑として掘られ、後に避難用として転用されたものである。両側の本線からは下り車線は350 mおきに、上り車線は700 mおきに連絡口が配置され、火災等の緊急時には当該トンネルから避難坑へ、さらには反対側のトンネルへ避難することも可能である。 こうした避難坑の設置思想は、1979年(昭和54年)に発生した日本坂トンネル火災事故を教訓として、関越トンネル以降に建設された自動車用長距離トンネルにおいて一般化されたものである。
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