避病院と収容患者の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 01:21 UTC 版)
病院という形式は取っていたものの、コレラは未知の病であり治療を施す余地は少なかった。また、当時は医療従事者が少なかったこともあり、現代の医療水準からすれば感染者を隔離するだけの施設という状況にあった。当時の患者側の意識も、「コレラは祟り」という時代であり、加持祈祷で回復を試みたあげく症状を悪化させ、末期的症状になってから運ばれてくるケースが多く「生きて帰れる場所ではない」という風評に拍車を掛けた。政府は、通達等で官憲による収容も可能とするとともに、患者の加持祈祷を規制した。
※この「避病院と収容患者の状況」の解説は、「避病院」の解説の一部です。
「避病院と収容患者の状況」を含む「避病院」の記事については、「避病院」の概要を参照ください。
- 避病院と収容患者の状況のページへのリンク