遅延型アレルギー

実用日本語表現辞典

遅延型フードアレルギー

読み方：ちえんがたフードアレルギー
別表記：潜在性フードアレルギー、遅延型アレルギー、遅延型食物アレルギー

食物アレルギーの中でも、一般的な液性免疫によって起こるアレルギーと異なり、細胞性免疫によって起こるタイプのものを意味する語。「IV型アレルギー」のうち、食べ物を原因として起こるものにあたる。他のタイプのアレルギーより反応が遅いことから、患者はアレルギーだと気が付かないことも多く、原因となった食べ物の特定が困難な場合もある。一般的に、遅延型フードアレルギーの症状は即時型の食物アレルギーよりも軽いが、倦怠感や眩暈、皮膚炎など、様々な症状が出ることがあるという。

（2013年9月24日更新）

デジタル大辞泉

ちえんがた‐アレルギー【遅延型アレルギー】

読み方：ちえんがたあれるぎー

体内にアレルゲンとなる原因物質を取り込み、しばらく時間が経過したのちに生じるアレルギー。細胞性免疫に起因し、主にT細胞が関与する。ツベルクリン反応、接触皮膚炎、移植拒絶反応などの疾患が知られる。Ⅳ型アレルギー。ツベルクリン型アレルギー。→即時型アレルギー

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「遅延型アレルギー」の例文・使い方・用例・文例

• 特定の抗体に触れることで生じる遅延型アレルギー反応（ウルシなど）