迹門とは? わかりやすく解説

しゃく‐もん【×迹門】

読み方:しゃくもん

天台宗で、法華経28品のうち、序品(じょぼん)から安楽行品までの前半14品の称。→本門


ほんもん・しゃくもん 【本門・迹門】

仏教用語根源的仏(本仏)のことを明かす法門を本門といい、本仏から現実社会に迹を垂れて応現した仏(迹仏)のことを明かす法門を迹門という。前者は『法華経』に説く久遠の昔に成仏し真の釈迦仏であり、後者インド出現し開悟のかたちをとった釈尊をいう。また阿弥陀仏についても、十劫正覚弥陀迹仏で、その奥に久遠実成弥陀本仏があるとする。→ 久遠実成

迹門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:05 UTC 版)

法華経」の記事における「迹門」の解説

前半部を迹門(しゃくもん)と呼び般若経説かれる大乗主題に、二乗作仏二乗成仏が可能であるということ)を説くが、二乗衆生から供養を受ける生活に余裕のある立場であり、また裕福な菩薩諸々眷属連れて仏の前の参詣する様子経典説かれており、説法を受けるそれぞれの立場が、仏を中心とした法華経そのもの荘厳に飾り立てる役割担っている。 さらに提婆達多未来成仏悪人成仏)等、“一切衆生が、いつかは必ず「仏」に成り得る”という平等主義教え当時価値観なりに示し、経の正しさ証明する多宝如来出現する宝塔出現虚空会、二仏並座などの演出によってこれを強調している。また、見宝塔品には仏滅後に法華経弘める事が大難事(六難九易)であること、勧持品には滅後末法法華経弘める者が迫害をされる姿が克明に説かれる等、仏滅後の法華経修行者難事説かれる

※この「迹門」の解説は、「法華経」の解説の一部です。
「迹門」を含む「法華経」の記事については、「法華経」の概要を参照ください。

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