軌道事業の開業とは? わかりやすく解説

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軌道事業の開業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 13:55 UTC 版)

九州電気軌道」の記事における「軌道事業の開業」の解説

九州電気軌道では会社設立直後より軌道建設工事始めたが、軌道敷確保するための県道拡幅工事難航し開業予定より遅延した最初区間開業したのは1911年6月5日で、その区間東本町停留場門司市)から大蔵停留場遠賀郡八幡町板櫃川東岸)までの18.1キロメートルである。次いで同年7月大蔵から先へ黒崎駅前停留場遠賀郡黒崎町)まで5.8キロメートル延伸し、8月には起点東本町停留場移設0.1キロメートル延伸して東本町から黒崎駅前までの24.0キロメートル路線開通した完成した路線市内電車都市連絡鉄道役割兼ねることから、車両には相応輸送力高速性能求められた。これらの条件を満たすべく最初車両である1形は、定員66人の木造ボギー車で、最高速度は約55キロメートル毎時とされた。この車両神戸財界人である社長松方幸次郎の縁で、阪神電気鉄道1形電車モデルにしたと言われる電車利用客工業化進展に伴い増加する労働者都市住民中心で、開業初年度から174万人利用があった。並行して国鉄鹿児島本線があり、中長距離輸送は同線が担い近距離輸送九州電気軌道電車分担するという建前であったが、実際に九州電気軌道開業する鹿児島本線利用減少し、同線門司駅(現・門司港駅)の利用者数は5分の1になったという。

※この「軌道事業の開業」の解説は、「九州電気軌道」の解説の一部です。
「軌道事業の開業」を含む「九州電気軌道」の記事については、「九州電気軌道」の概要を参照ください。

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