身体的感知と身体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/30 02:46 UTC 版)
「ヘルマン・シュミッツ」の記事における「身体的感知と身体」の解説
シュミッツ現象学が身体や感情の経験にアプローチするとき、視覚や触覚に定位するのではなく、「身体的感知(leibliches Spüren)」というのを手がかりにする。これは特定の感覚器官による知覚ではなく、自己の身体において自発的に現れる感覚であり、広がりや狭まり、方向などをもち、たえず変動している。このようにして自らの存在において感知される全体が「身体(Leib)」であり、それは見たり触ったりできる「物体的な身体(Körper)」とは異なる構造をもつ。以下に挙げるトピックのほとんどが、直接的にせよ間接的にせよ、この身体的感知という独特の経験を通して探求される。
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