講演会中止事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 04:07 UTC 版)
1997年、過去に慰安婦問題について、強制連行ではなかったと発言したことを理由に、神奈川人権センター(日高六郎理事長)から抗議を受け、講演会が中止される事件があった。 これについて、日本文芸家協会(江藤淳理事長)は、言論の自由への侵害を憂慮する声明を出したが、人権センター側は、櫻井の発言は歴史の歪曲であり「差別言論」だと反論し、今後も公的機関が櫻井を講師として招く場合、同様の申し入れを行うと発表した。 神奈川人権センターは、櫻井の発言の場となった横浜市教育委員会にも講師の選択を反省すべきだとする申し入れを行い、教育委員会は、櫻井の講演が市教委の基本方針と異なる歴史認識で展開されたとして、以後反差別の観点から講師の選定に努めると回答した。横浜市教育委員会は、校長会などを通じ歴史認識の周知徹底を図る方針だとした。 またこれとは別に、櫻井が選考委員をつとめる横浜弁護士会の「人権賞」の受賞者が受賞を辞退する事態も起きた。 読売新聞は、神奈川人権センターの行動を「言論封じ」だと批判した。
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