謎の幼体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 05:44 UTC 版)
本種は成体にはこれといった特徴は見受けられないものの、幼体には他の魚にはない珍奇な特徴がある。 それは腹鰭で、この部分が体長よりも遙かに長く、その先端部に10以上もの房状器官があり、これを引きずるようにして泳ぐ。 この部分は海中の表層付近で、クラゲに擬態したり、天敵に襲われた際にこれを囮にして身を守ると言われているが、定かではない。そして、成体となると、この部分が無くなり、見た目が普通の魚と同じになってしまうので、何のために幼体がこういった身体構造になっているのかは謎に包まれている。 同様に稚魚が珍妙な姿をしている深海魚としては、ミツマタヤリウオの仲間が知られている。
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