語・形態論とは? わかりやすく解説

語・形態論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 07:16 UTC 版)

ミエン語」の記事における「語・形態論」の解説

ミエン語孤立語であり、基本的に屈折派生起こらない。しかし、部分的に屈折語形態論名残残っている部分一部みられ、それは意味を持つ同一形態素から派生したとみられる類似語場合である。名詞動詞には単独の語と複合語見られる名詞代名詞動詞副詞/形容詞(語彙的な分類大きく見られない)、接続詞その他の不変化詞(文小辞sentence particles主題小辞topic particles名詞句小辞noun sentence particles動詞句小辞verb sentence particles)、間投詞感嘆詞など)、数詞類別詞などをもつ。 接辞接頭辞接尾辞を持つ。といっても、これは複合語作る際の、接辞類似した物である。Court,C.(1985)の研究に依れば、たとえば親類を表す接頭辞などははっきりした意味を持つ接頭辞だが、そうでもない語も存在する。Court, C.(1985)によればたとえば接尾辞<-tawn>は「小さい」と言う意味を付加する( tiah-tawn‘little table’, pyauv-tawn‘little house’,(中略) jhuv-tawn‘little dog: puppy’ --C,Court. 1985."Fundamentals of Iu Mien (Yao) Grammer"p.137 など) 重複は、といってもミエン語においては形態論的な重複は起こらないので、実際は統語の面で重複に疑似した作用(pseudo-reduplication)が行われる。動作動詞と副詞(/形容詞)に起こる。名詞複合語としては添加複合語の中に見られる、分離した形のみである。基本的には、動詞と目的語の重複(英語のlive a lifeに類似)}、述語や形容詞の強調、繰り返し動作が起こる様子や、複数の場所・普遍的に起こる現象などを表し、強調や明確さの働きをする。動詞と目的語の重複の例 diqv diqv‘to kick a kick’--C,Court. 1985."Fundamentals of Iu Mien (Yao) Grammer"p.237 形容詞の強調の例 hlo-hlo‘very big’("big-big") syang-syang ‘brand-new’("new-new")--C,Court. 1985."Fundamentals of Iu Mien (Yao) Grammer"p.239

※この「語・形態論」の解説は、「ミエン語」の解説の一部です。
「語・形態論」を含む「ミエン語」の記事については、「ミエン語」の概要参照ください

ウィキペディア小見出し辞書の「語・形態論」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「語・形態論」の関連用語

語・形態論のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



語・形態論のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのミエン語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS