誓文払い

デジタル大辞泉

せいもん‐ばらい〔‐ばらひ〕【誓文払い】

読み方：せいもんばらい

10月20日に、京都四条寺町の誓文返しの神、官者殿(かじゃでん)（冠者殿）に商人や遊女が参詣し、商売上やむをえずついたうその罪を払い、神罰を免れるように祈る風習。京阪地方ではこの日を含めた数日間、大売り出しが行われる。《季 秋》

歴史民俗用語辞典

誓文払い

読み方：セイモンバライ（ｓｅｉｍｏｎｂａｒａｉ）

商店で在庫品などを格安に売り出すこと。

別名 夷講

世界宗教用語大事典

せいもんばらい 【誓文払い】

一〇月二〇日に、商人や遊女などが、平素商売の駆け引き上、客にうそをついた罪を払い神罰を免れるため、京都四条寺町の官者（冠者）殿に参拝する行事。近世以来行われ、この日を含めて前後数日間、罪滅ぼしと称して京阪の商店では特売行事が行われる。→ 官者殿

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誓文払い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/01/11 00:57 UTC 版)

「えびす講」の記事における「誓文払い」の解説

京都府京都市の八坂神社の摂社である四条京極の冠者殿社が発祥の行事。冠者殿社は誓約（うけい）の故事により誓約の神として崇められる。また堀川夜討ちで倒れた土佐坊昌俊の故事から、偽りの誓文をした身を祓い清めるとされる。祭礼日はえびす講と同じく10月20日で、この日には遊女などが参詣して身を祓い、さらに商人は利益を客に還元する大安売りを行った。 福岡市の川端通商店街で行われる誓文払いは「大阪の蛭子市」から発想を得て始められたバーゲンセールである。

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「誓文払い」の例文・使い方・用例・文例

• 誓文払いという安売り行事
• 誓文払いという,商人などが冠者殿に参詣し平素客をだました罪を免れるように祈る行事