観音寺騒動とは? わかりやすく解説

観音寺騒動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/03 18:52 UTC 版)

観音寺騒動(かんのんじそうどう)は、戦国時代永禄6年(1563年)10月に、南近江戦国大名六角氏の家中で起こったお家騒動


  1. ^ 『野洲町史第2巻 (通史編 2)』p5 野洲町 1987年3月31日刊 全国書誌番号:87037576
  2. ^ 『国史大辞典』
  3. ^ 六角氏綱流を六角氏本宗家とする異説では、追い出した側に六角義秀ら六角氏本宗家も加わっていたという。
  4. ^ 義定に当主の座は譲られていないとする説あり
  5. ^ a b 新谷和之「南北朝・室町期における六角氏の家督と文書発給」川岡勉 編『中世後期の守護と文書システム』思文閣出版、2022年、P81-82.
  6. ^ 義賢ら陣代家は従四位下に対し、義実系の「本家」は従三位。ただし、「本家」はその存在自体が一般に偽書と認知される江源武鑑などにしか認められない。
  7. ^ 新谷和之『戦国期六角氏権力と地域社会』(思文閣出版、2018年) ISBN 978-4-7842-1935-3 P133-136.
  8. ^ 「義実-義秀-義郷」という系譜は正しいとする異説では、六角義秀ら六角本家の一部が箕作城落城の際に離反したとする。


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観音寺騒動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 00:39 UTC 版)

六角義治」の記事における「観音寺騒動」の解説

永禄6年1563年)、六角家中でも特に信望のあった重臣後藤賢豊親子観音寺城内で誅殺してしまう(観音寺騒動)。これを契機として六角氏家中動揺し敵対している浅井長政に主替えする者まで現れ始めた。この騒動義治一時父と共に反発した家臣団観音寺城追われたが、重臣蒲生定秀・賢秀父子らの尽力により観音寺城戻った。この一連の騒動は、後藤氏影響力強さと、大名として六角氏権力基盤揺らいでいたことを象徴するもので、六角氏絶対権力的戦国大名へ移行頓挫したといえる。『足利季世記』には「佐々木家滅亡の端相」と記された。なお、近年新説として義賢義治対立関連して義治とその側近父親影響力排除するために義賢信任厚かった後藤親子粛清図ったのが裏目に出たとする見方もある。 永禄8年1565年)、京で三好三人衆将軍足利義輝殺害する永禄の変)。義治義輝の弟・一乗院覚慶(のちの足利義昭)が亡命してくるとそれを匿ったが、三好三人衆管領職などを条件にして義治誘ってくると、義治はこれに応じて覚慶義昭)を追放した永禄10年1567年4月28日主君権限抑える分国法である六角氏式目署名することを余儀なくされた。家督強制的に弟・義定に譲らされたとされるのが従来通説であるがこれには異説もある。

※この「観音寺騒動」の解説は、「六角義治」の解説の一部です。
「観音寺騒動」を含む「六角義治」の記事については、「六角義治」の概要を参照ください。

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