複線化と電化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/11 13:19 UTC 版)
「フレジュス鉄道トンネル」の記事における「複線化と電化」の解説
開通当時フレジュストンネル内には単線の線路しか敷設されていなかったが、1872年4月に複線化された。 トンネルへの取付け路線も多くは単線であったが、フランス側は1903年にキュロズ - モダーヌの複線化が完了し、あわせて線形の改良が行われた。イタリア側では、1915年にサルベルトランド - バルドネッキア 間が複線化されたものの、ブッソレーノ - サルベルトランド間の複線化が完了したのは1981年であった。この区間の旧線は最大30パーミルの勾配が連続していたが、新設線は旧線より遠回りの経路を通って最急勾配を26パーミルとし、こちらを峠を上る向きの線とした。 フレジュストンネルは1915年5月20日に三相交流で電化された。トリノからトンネルまでの取付区間の電化は1921年に、同様の三相交流方式で完了した。一方フランス側では第三軌条方式による直流1500Vでの電化が行われ、1930年にシャンベリからモダーヌまでの電化が完了した。 その後、1961年にトンネルとイタリア側取付線の電化方式が直流3000Vに改められ、フランス側取付線は1976年に架空電車線方式に改められた。
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