複合サイクルエンジン
高熱源と低熱源との間に複数の熱機関のサイクルを直列に組み合わせ、高温側と低温側に分けて膨張を行わせる機関である。全体としての膨張比および等容度を高くして熱効率の向上を狙ったもので、高温側でブレイトンサイクル(ガスタービン)、低温側でランキンサイクル(蒸気タービン)、あるいは高温側でサバテサイクル(高速ディーゼル機関)、低温側でブレイトンサイクルをそれぞれ作動させる複合機関が実用化されている。複合機関を使った発電を複合発電と呼び、高温の燃焼ガスでガスタービンを駆動、ガスタービンからの排気を入力として蒸気を発生させ、蒸気タービンを駆動してそれぞれ発電を行う火力発電が増えつつある。
参照 ボトミングサイクル、ランキンボトミング複合サイクルエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 06:02 UTC 版)
複合サイクルエンジン(ふくごうサイクルエンジン)は、複数のエンジンの特性を兼ね備えたエンジンである。
- ^ “航空機用複合サイクルエンジンの研究”. JAXA. 2020年12月1日閲覧。
- 1 複合サイクルエンジンとは
- 2 複合サイクルエンジンの概要
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