等容度
ピストン機関の熱効率は、燃焼が上死点で起こる等容燃焼サイクル(定容サイクル)の場合がもっとも高いが、実際のサイクルでは燃焼が上死点を離れて起こり、その離れ度合いが大きくなるに従って熱効率が低下する。等容燃焼の場合の熱効率を1とし、燃焼が上死点を離れるに従って起こる熱効率の低下の度合いを全燃焼経過に対して積分したものを、その燃焼経過の等容度と呼ぶ。等容度は実際の燃焼サイクルを評価する指標のひとつであり、インジケーター線図(指圧線図)から燃焼経過を解析することによって求めることができる。
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