行方不明から発見まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/31 14:58 UTC 版)
栃木から離れた「深川の雪」は、「吉原の花」と共にパリの美術商ジークフリード(サミュエル)・ビングが所蔵する。その後、パリに店を構えていた日本人浮世絵商の青山三郎から収集家・長瀬武郎(花王の創業者長瀬富郎の子)が譲り受け、昭和14年(1939年)持ち帰った。その後長瀬の手を離れ、戦後の昭和23年(1948年)4月15日から銀座松坂屋で開催されていた「第二回浮世絵名作展覧会」、更に昭和27年(1952年)同じく銀座松坂屋で行われた「歌麿生誕二百年祭 浮世絵大展覧会」に展示されていたが、その後所在が分からなくなった。2012年に日本で発見され、現在は画面上の汚れを取り傷んだ表装を改めるなど最小限の保存修復を行い、岡田美術館収蔵となっている。空白の期間、何があったかは明らかにされていない。
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